2012年05月31日
普段は暗い森からなかなか出てこようとしないノドグロヤイロチョウだけど、いざ子育てが始まると相当多忙なようで、日中でもどんどん開けた所に出てきて絶え間なくヒナ達に餌を運んでいく。それはもう普段からすれば信じられないほど無警戒で携帯のカメラでもある程度写るくらいの近距離をとことこ歩き回り続けたりする。
このペアは2011年に二回続けて繁殖活動に入った。つまり一度目の繁殖活動を終えヒナ
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2012年05月23日
を語るにはまだ早いけど。とりあえず第一報と言う事だけでも。
ハチクイ(写真)、クレナイミツスイ、ヒメハゲミツスイ、ヒジリショウビン、チャイロハヤブサ、オオヅル、オーストラリアツル、ムギワラトキといったケアンズ一帯にとっての冬場の鳥は順調に入ってきている。コシアカショウビンはまだ聞かない、というか昨年はケアンズ付近までは来なかったからどうなるか。
オオオニカッコウが渡る気配無く越冬しそうな事や
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2012年05月19日
コアオアシシギはケアンズ一帯ではあまり一般的ではなくて年間数回見かける、そしてほとんどの場合単独、といった存在。この地域には田んぼが全くないのでコアオアシシギが好むような極めて浅い淡水の止水域というと意外と少ない。または、コアオアシシギ居たとしても対岸でめちゃくちゃ遠くて写真を撮る気にならないようなケースも記憶に多い。
淡水を好むけど干潟にも姿を見せる筈のコアオアシシギだけど、ケアン
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2012年05月14日
日没直後。よくジャワメンフクロウがルーストしている樹洞を望遠鏡で覗くと中に何か別のものがいるぞ...カメラを持ってきて外付けフラッシュや延長ブラケットなどの夜間撮影用のセットアップが終わった瞬間に樹洞から飛び出した。オーストラリアズクヨタカだった。
学名
Aegotheles cristatus
英名
Australian Owlet Nightjar
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2012年05月07日
ヨコジマウロコミツスイもコモンチョウなどと同じくケープヨーク南部の注目の鳥。といっても地味だけにマニア度はさらに上かもしれない。日本の人でこの鳥を見てる人というと10人もいないんじゃないか!?少なくとも日本語web上には一件しか写真はヒットしない。名前の通りケアンズ周辺の普通種であるウロコミツスイに近く、実際両種はオーストラリアのミツスイ約70種の中で彼らだけがタイヨウチョウのような形状の庇付
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2012年05月02日
コモンチョウは飼い鳥としてはポピュラーながら、野生でとなるとオーストラリアで近年もっとも目立って分布域を減少させているレアな鳥の1つになる。100羽を超えそうな大きな群れが活発に動いていた。
コモンチョウもアカオオタカやキビタイヒスイインコと同様にアイアンレンジへ向かう途中にポイントがあるけど私も初めてトライした時は空振りしていて、闇雲に探しても無理かも。というか、流石にアイアン
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2012年04月26日
ケアンズはもちろん越冬地なのでシギやチドリの発達した夏羽を見る機会は少ない。しかし今シーズン最後の最後で見かけたこのコオバシギは冬羽ばかり見ているケアンズの野鳥ファン達が「おお」と声を上げるほど素敵に色づいていた。
しかも美味しい事に、冬羽の個体と一緒に行動しておりこうしてツーショットになった。
越冬地におけるコオバシギ夏羽と冬羽の比較。
学名
Calidris c
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2012年04月21日
アイアンレンジへ少なくとも片道陸路で訪れれば、途中絶滅危惧種キビタイヒスイインコの最後の楽園を経由していける。二十年程前に出版された何冊かの本を見ると、今となっては信じ難い広範囲に分布していた事実に胸が詰まる。
どちらも成鳥雄。
ダーウィン方面で生存しているヒスイインコは近縁で、ほとんど同じに見える。
背中側から。
左上にいる緑色のがメス型のキビタイヒスイインコ。
飛び出し。
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2012年04月11日
特集6回目の今回はせっかくなので鳥以外の写真も少々。
アイアンレンジ国立公園は鳥だけではなく、虫、爬虫類、植物、両棲類、哺乳類など全てにおいて特異な生態系を持ちオーストラリアのナチュラリストならいつかは行く場所であり一度行けば必ずもう一度行く事になる。特に時間を割いて探さなくても、そういった異業種(?)の大物にも会えたりする。
←美しい野生のマングローブオオトカゲVaranus indicus
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2012年04月02日
自宅すぐ近くの交差点にて、アカオクロオウムの家族と思わしき3羽が夕暮れの街灯の上にとまってのんびりしていた。携帯のカメラとはいえ、なんだかとても朗らかな感じで目に留まる1枚。
オーストラリア史上最強のサイクロン「ヤシ」から一年以上経過。ケアンズに避難してきたアカオクロオウムもいよいよ定着した感があるが、分散が進み当初のようなまとまった集団を見る事はあまり無くなった。塒入りの時の群れを除け
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