2011年03月17日
無地で地味、コゲチャミツスイ。ケアンズの普通種ながら、調べて見ると画像はケアンズEye!には初登場。
あまりにも地味なので背景が華やかな場所でないと写真に厳しい。これまで鳥のガイドをしていて、「逆光で真っ黒にしか見えないんですけど、この小鳥はなんでしょう」とファインダー越しに尋ねられたり「この写真に黒くつぶれて写っている鳥は何でしょう?」と同定を頼まれたりして、その正体はコゲチャミツスイだ!順光
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2011年03月09日
このヨコフリ、ちょっと変。さてどこが普通と異なるでしょう?
過去の写真を探してみると、普通はこの位。
これも。
この子も。
そう、眉斑(眉毛のように見える部分)が1枚目の写真の個体においては
異常にはっきりしている。
横顔にすると尚良く分かる。
こうして見るとヨコフリオウギヒタキは眉斑の形状が各自異なるので、注意すれば個体識別が可能なようだ。
眉
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2011年03月05日
そもそも数が少ない上、深い薮の中に暮らしノンストップで動き回る為になかなか1枚の写真内にオスメスをちゃんと入れにくいケープヨークオーストラリアムシクイ。ケアンズ市内にもいるけど、この手の相手はローカル知識や声を知らないと会うのは難しいでしょう。現にケアンズに何年かいるバードウォッチャーでもまだ見た事無い人がちらほらいます。
こちらがメス。オーストラリアムシクイの仲間はオーストラリア
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2011年02月28日
小型の地味なカッコウ。ハイガシラヒメカッコウはよく目立つ不思議な声で鳴き、夜間もその声を耳にする事も多い。何も模様や外見的特徴が無い事がハイガシラヒメカッコウの特徴。「そういう相手こそ萌える」という末期的な人も少なくないが...
カッコウの仲間は腹に横縞模様を持つ者が多いが、ハイガシラヒメカッコウはご覧の通りお腹側にも何の模様も目立つ色も無い。
学名
Cacomantis
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2011年02月22日
2011年2月1日、オーストラリア初記録となるマミチャジナイがアサートン高原の私有地に登場。「なんか変なツグミがいる」という報告(夜)の翌朝には、平日など全くものともせずにケアンズの主立った鳥業界の顔ぶれが殺気立って現地に集結。...みんな仕事しろよな(人の事は言えない)。各自持ち寄った海外図鑑や論文や海外写真集で同定を活発に議論。ああ、私はこんなディープなとこまで来てしまったか。
夕方になると
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2011年02月16日
過去度々登場しているけどやはりきれいなので。
アサヒスズメはオーストラリアに数いるカラフルなフィンチの仲間の中でも、特に抜きん出て美しい。クリムゾンフィンチ、という大仰な英名にも名前負けしていない。こういった野鳥が一年中身近に観察できる事、もしくは観察しようと思えばいつでもできるという事実はケアンズでの毎日を嬉しくしてくれる。
丈のある草が優占する(主に淡水の)水辺に生息し、求愛な
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2011年02月12日
サイクロンヤシ2011が襲来するまでの伝説的サイクロンラリー2006の時の話。
サイクロンラリーによって、ヒクイドリの主要な生息環境である海岸沿いの熱帯雨林がなぎ倒され、少なくとも果実や葉はほぼ吹き飛ばされ「1日で5kgの果物を必要とする」というヒクイドリ達はたちまち食べ物に困窮した。
結果、彼らは人里になだれ込む形になった。庭になっているパパイヤの実を取ろうとしてヒクイドリが何度も助走を付けてパ
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2011年02月08日
一時は冬の日本海岸のような荒波が押し寄せていたケアンズエスプラネード。翌朝6時の様子。平静さを取り戻し、シギチ達も健在だった。葉っぱや小枝が干潟に散らばっているのが見慣れない。
なんか飛んで来たと思ったら普段はかなり沖合に暮らすオオグンカンドリが4羽、ふらふらしていてそのうちの1羽が干潟で餌をとり始めた。吹き飛ばされて来たんだろう。空腹なんだろう。クロアジサシも居た(翌日死体で発見された
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2011年01月30日
まだ幼羽の残るナンヨウセイコウチョウがいた。この希少な固有種は野生環境での季節移動や繁殖に関してまだ知られていない事も少なくなく、知人もナンヨウセイコウチョウ幼鳥に関するデーターを継続的に取っている。雨期の間は簡単に見る事が出来る一方、乾期は居場所の特定が難しい。
←ペットとして、高級フィンチとしても知られる為、こんな可愛い素材が配布されていた。
追加情報
学名
Let
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2011年01月26日
オウゴンニワシドリのアズマヤを使用した求愛はもう時期的に終わってしまったかな?と見に行って来たがまだやっていた。アズマヤを空ける時間は長いけど、時々戻って来ては梢で例の不思議な音で鳴く。
膨大な小枝を積み上げた、ダブルマウンテン型のオオニワシドリのアズマヤ。そして中央の金色の小鳥がオウゴンニワシドリ。体のサイズや平均的な鳥の巣のサイズと比較すれば、これが大変な建築な事が解る。
なお、オ
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