2022年04月06日
メルボルン北部の草原地帯にはクビワミフウズラという珍種がひっそりと暮らしています。このウズラとチドリを合体させたような謎の内陸を放浪する夜行性の鳥は一属一種の訳のわからない野鳥として、国内外の上級者がこぞって見たがる奇抜な絶滅危惧種です。クビワミフウズラに会うには専門ガイドが年に数回だけ行う大草原でのナイトツアーに参加するのが現実的です。5月に私も見にいくチャンスがあり、約1ヶ月後に迫っていますが
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2022年04月02日
アデレードがある南オーストラリア州は私がこれまで最も利用していない州で、たったの5回しか行ったことがありません。そのためオーストラリア国内で一番未見の野鳥が残っている土地になっていて、8月末から6日間の日程で探鳥に行くことにしました。私1人でももちろん行くのですが、もし一緒に行きたいという人がいれば費用シェアで$600ほどで合流できます。
ターゲットは4種類で
Western Grasswre
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2022年03月14日
オーストラリアのバードウオッチングの中心地といえばケアンズで、それは拠点を置いている野鳥ガイドの人数からも容易に証明できる。その次となるとダーウィン、パース、タスマニアなどと共にやはりメルボルンだと思う。メルボルンのあるビクトリア州には様々な環境と探鳥地があり、実際オーストラリアの他のどの州よりも記録されている野鳥の合計数は多い。探鳥地の中でも絶対に外せない南西部の大湿地帯は実は一般人立ち入り禁止
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2022年01月24日
およそ10年おきに出版される本のシリーズでThe Action Plan for Australian Birds 20**というのがある。2010は買ったのだけど、最新版の2020が出版されて$150するからどうしようかなあと思っていたら抜粋版がオーストラリア野鳥の会の会報に出ていたのでとりあえずこれでいいや?というのがまあ正直なところ。2010年版では195種類だった絶滅が懸念されるオース
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2021年11月30日
フクロムササビ調査ではメインのフィールドではまさにフクロムササビ以外はフクロギツネ程度であまり生き物を他に見かけなかったが、今回初調査となったエリアでは多くの夜行性動物を見かけた。
これはアカネズミカンガルー。かつてマリーバあたりで普通に住宅地でも見られたが消滅。より人口の少ない地域ではまだ見かけるが、先行きが思いやられる種。
メンフクロウはこの1羽のみ。むしろ彼らはこうした僻地の手付かずの野
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2021年11月24日
オーストラリア野鳥の会クィーンズランド北部支部が行っているハバシニワシドリのモニタリングの分担作業を個人的に頼まれ、自宅近くの調査地点二箇所の調査を行った。まあハバシニワシドリはどちらも1kmのトランセクトでそれぞれ十箇所づつでアズマヤを築いて求愛中、と例年通り活発だったわけだけどその調査中に新しくコウロコフウチョウのお立ち台を見つけたのは収穫だった。
というかもう時は11月後半。まだ求愛してい
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2021年11月03日
過去の記事で、ガレージにとめた車のサイドミラーがマミジロヤブムシクイを中心とする小鳥達の猛攻に遭っていることを書いた。
https://aaknaturewatch.com/blog/birdwaching/ガレージ内にまで入ってきてミラーに糞をする奴/
その後に購入したステンレス風のゴミ箱を外に置くようになってから、野鳥達の攻撃対象はそちらにシフトし、ガレージ内の車の被害は明らかに減った。同
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2021年10月30日
ケアンズやその周辺に住んでいる日本人の方々をご案内して久々に日本語でナイトツアーをした。この2年近く、バス事業も民宿事業も100%近くがオーストラリア人が相手になり、仕事で日本語を使う機会はほぼなくなったので新鮮。
夕方にカモノハシを見て、それはスマホで結構撮影できるものの日没後の樹上の動物となると流石にスマホでは手に負えない。誰もカメラを持っていないメンバーだったので「それならお土産用に私が撮
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2021年09月06日
【絶滅した?とも言われた亜種を再発見】
ヒメトゲハシムシクイの北部亜種flavaはとても希少な亜種で、「そもそも本当に存在するのか?」という疑念も持たれることがある。それはウグイストゲハシムシクイの北部亜種Squamataによく似ており、ネット上に見受けられる大半のヒメトゲハシムシクイの観察例は実はウグイストゲハシムシクイだと言われ、ヒメトゲハシムシクイの北部亜種flavaを調べているDonim
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2021年09月05日
オーストラリア南東部では普通種に近いアオアズマヤドリも、ケアンズ周辺の固有亜種minorになると話は違って難しい。このパターンはアカクサインコやキンショウジョウインコと同じ。アオアズマヤドリは90年代くらいまではケアンズ周辺でもある程度いたらしいいけど、近年は年に数回見かける程度。
と思っていたら住宅街にアオアズマヤドリがめっちゃくちゃいるのを発見。なんという青い瞳。あまりに住宅地、というか完全
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