2022年07月26日
オーストラリア最少の鳥とされるコバシムシクイ。それがこの大きさで写っているということは3−4歩前にいるということになる。ただコバシムシクイは体格が良く、そんなに小さいイメージはない。エミュームシクイとかヒメミツユビカワセミの方が小さく感じる。
セスジムシクイ調査隊の車列が谷底にかすかに見えるだろうか?ローンヒル国立公園は入り口周辺はメジャーな観光地だけど、その面積はとてつもなく広く北西部なんかは
全文を見る»»
2022年07月06日
出発までのわずかな時間、ローンヒル国立公園の駐在職員居住エリアを探鳥する。有名国立公園の敷地内に住んでいるというのは良いものだ。周りは野鳥だらけでここに一日いてもかなりの写真が撮れそうだった。オーストラリアマルハシ。
クチシロミツスイは分布図状はケアンズにもいることになっているけど昔から一度もいたことはない。そのためあまり馴染みがなく、いつも慣れるまでしばらくその声に戸惑うミツスイになってる。こ
全文を見る»»
2022年06月29日
もう10年近く続けている毎年5−6月頃のセスジムシクイ調査ボランティア。年によってその長さや目的地は多少異なり、今年は調査の中心地であるマウントアイザ班とローンヒル国立公園班(写真)とに分かれることになった。近年マウントアイザではセスジムシクイは10年前とは打って変わって好調である一方で、ローンヒル国立公園のセスジムシクイは一種の飛地であって昔からひたすら難しい。それなのにローンヒル国立公園を担当
全文を見る»»
2022年06月21日
過去数度そのメルボルン郊外の大湿地帯で探鳥した時は、鍵を持っている現地ガイドに依頼して連れて行ってもらった。全ての道を全部回ったら車でも何日もかかりそうなこの迷宮的スケールの湿地帯の中でも彼なりにハイライトコースというのがあるようで、過去数回において彼は基本的に同じルートを通った。一昨日初めて自分自身だけで回った時もそれを踏襲してみたのだけど、直感的に「あっちも鳥がいそうだ」という脇道がいくつもあ
全文を見る»»
2022年06月18日
「クジラドリ」という日本では馴染みのない名前からは大きな鳥を連想するけど、実際はウミツバメと並んで一番小さい部類であるヒメクジラドリ。不用意にオオフルマカモメの近くを通ると捕食されてしまうこともあるくらい。軽さを活かして水面を跳ねるようにして餌を取る。
ニュージーランドアホウドリの若鳥。
キタオオフルマカモメ。私はミナミオオフルマカモメが欲しいのだけど、この10年で繁殖地に問題があって急減して
全文を見る»»
2022年06月12日
クビワミフウズラ観察が終わったのが22時前くらい。そこから次の目的地の港までナビによれば4時間のドライブだ。ただしそれは昼間の場合であり、オーストラリアの夜間田舎道はとても暗い上にどこからでも動物が飛び出す恐れがあるためとても昼間と同じ速度では走れない。それでもまあ、明朝7時までに着いてればいいんだから持ち時間は9時間もあり、休み休み行けば全然問題ないはずだった。人生のかなりの部分が「運転」が占め
全文を見る»»
2022年06月06日
クビワミフウズラのオスの出現からおそらくたった数分後。メスも登場。ミフウズラの仲間ではないと言いつつも、クビワミフウズラもミフウズラ同様にメスの方が大きく色彩も派手なところは共通している。名前の由来である首輪はメスにしかないのでやはりこれは見たかったところだ。
小さいのにすごい存在感。
足が長い上にこの直立姿勢。ウズラでもない。何の仲間でもない感じで、やっぱり珍種という他ない。あえて言えばツカ
全文を見る»»
2022年06月04日
オーストラリア南部のニューサウスウェールズ州やビクトリア州には世界的な珍種とされるクビワミフウズラが分布している。海から遠く離れたオーストラリア内陸の草原に活動する夜行性の野鳥ながら、オーストラリア国内には近縁な種はおらず自身一種だけでクビワミフウズラ科を構成する。その姿は名前の通りミフウズラにも見えるけど実はミフウズラではなく(足が長い)、ウズラにも見えるが嘴が細すぎ首が長すぎ、チドリとも言えな
全文を見る»»
2020年11月24日
セスジムシクイ類と誤認される野鳥の筆頭、マルオセッカ。冷静に見れば似ていないが、スピニフェックスの中から飛び出してくる尾の長い白・茶色の小鳥というところは似ている。実際、セスジムシクイとされている一般バーダーによる目撃の何割かは実はマルオセッカであると見て間違いない。特に写真がない場合で「一羽だけだった」という場合はかなり怪しい。別にマルオセッカが悪いわけではなく、彼らもマウントアイザ周辺の準固有
全文を見る»»
2020年11月22日
このコマチスズメの水場でランチを食べることにし、しばらく座っているとどんどん近づいてきて水を飲んで行った。なお、オーストラリア人調査員にとってランチとは「クラッカーにアボカドを乗せて食べること」または「クラッカーにチーズとベジマイトを乗せて食べること」「クラッカーにツナ缶を乗せて食べること」を意味することがこの6年間多くの観察で確認されており、お湯を沸かしたり何かを焼いたりするようなつもりでいると
全文を見る»»