2014年08月07日
大きな頭、大きな瞳、丸々とした体、短い足。ワライカワセミは日本でも人気ながらオーストラリアでも当然愛されている。カントリーソングの歌詞ではカンガルー、コアラと並ぶ愛国的地位にあると言ってもいいしシドニーオリンピックの際のマスコットでもあった。スポーツファンにとってはクカバラ(Kookaburra=ワライカワセミの英名)といえば世界ランク一位、過去28年で世界ランク4位以下に落ちた事がないという
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2014年08月05日
最高気温は27度もありながら一応真冬であり、本来山間部で暮らしている野鳥の一部は多少標高を下げて滞在している種類もありわずかばかりながら熱帯における冬の鳥相変化を楽しむ事はできる。写真はムナフモズツグミ。標高400m程度で撮影したけど、多くの時期ではその倍くらいの標高を好む。他にもハイガシラヤブヒタキ、コウロコフウチョウ、ナンヨウセイコウチョウなどが冬になると下がってくる鳥である。
オースト
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2014年07月30日
日本に居るバンに非常に良く似ているけど別種であるネッタイバン。初めて名前を聞いた人がクスッとなる数少ない野鳥だと思う。オーストラリア南部ではネッタイバンは普通種ながら、ケアンズのような北部では数は限られる。図鑑でも北部クィーンズランド州ではUC扱いになっている。ネッタイ、といいながら熱帯に少なく寒冷地に多いじゃないか?
この個体は若鳥。手前にいるのはオーストラリアヘビウのオス。
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2014年07月28日
ミミグロネコドリは小鳥の巣を襲う肉食の習性で小鳥達からモビングされるが、果物も大好きな雑食性の鳥になる。ミミグロネコドリがつついているのはサワーソップの実で、人間が食べても美味しい熱帯の植物。
あずまやを建てる習性こそ無いものの、ミミグロネコドリはあのニワシドリの仲間で、特にハバシニワシドリと大きさ、形状、模様など殆ど同一でありベースカラーの違いだけの兄弟鳥に見える。サワーソップの写真を
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2014年07月21日
カラスの仲間ながらオーストラリアのモズガラスやフエガラスの仲間はみな素晴らしい声で歌う。簡易録音なのでボリュームを上げて再生するとちょうどいいくらいかも。↓↓
[audio mp3="https://aaknaturewatch.com/wp-content/uploads/2014/07/ZOOM0002_MONO.mp3"][/audio]
このノドグロモズガラスの複雑な声は愛する内陸
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2014年07月18日
七色の羽を持つ大型のハト、ワープーアオバト。その妙な名前は「わんぷう」「わんぷう」と鳴くため。派手で大きな鳥だが、熱帯雨林の高い樹冠に暮らしあまり動かない彼らはいい位置で見られる事は非常に少ない。冬の朝はこうして日向ぼっこをしていることがある。
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2014年07月13日
オスとメスとの外見上の違いを性的二形という。オスメスで大きさ程度しか違わない生き物も多いが、メガネコウライウグイスのように見た目がまるで違う種類も少なくない。これはメスのメガネコウライウグイス。
対してオス。一カ所二カ所色が異なるといったわずかな性的二形もあれば(例 日本に居るカワセミ)メガネコウライウグイスのように、全身全ての部位の色を徹底的に違えているような種類もある。写真のオスはま
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2014年07月10日
窓の外が「ぎえーぎえー」騒がしいなと覗いてみたらメガネコウライウグイスの若いオスが羽を開いて周囲を威嚇中。ユスラヤシの実は全て俺の物だと主張している。
俺の物だと言っているだろう!
ここへくるんじゃない!オナガテリカラスモドキはパプアニューギニアへとっとと帰れ!
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2014年07月06日
冬のケアンズに滞在を続けるオナガテリカラスモドキの群れ。アジアに広く分布し日本でも記録があるミドリカラスモドキに似ているものの、地面に接してしまうほど遥かに長い尾を持つオナガテリカラスモドキという別の種類。オナガテリカラスモドキという名前は長い上に発声しにくいのでよく略されて「照りカラ」とこちらでは呼ぶ。照りカラは本来パプアニューギニアから繁殖の為にケアンズ周辺に渡ってくる夏の渡り鳥だったのに
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2014年07月03日
近年アウトドアスポーツをする人やバイク乗りの間で息の長いヒットになっている防水小型ビデオカメラGopro。私はこうして野生動物の待ち伏せ撮影に使用している。小さいので警戒されないと思ったが、鳥が皆カメラ目線なので(特にソデグロバト)やはり異物として認識はされているようで葉っぱで覆うとか、迷彩塗装するとかの工夫がまだ必要なようだ。
ユスラヤシの実にはメガネコウライウグイス、ソデグロバト、オナガテリ
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