2014年04月16日
オーストラリア北部のマングローブ地帯の主といった存在の怪鳥スマトラサギ。イヤホンなどでよく聞くと、首を伸び縮みさせながら鳥とは思えない猛犬のような声で繰り返し鳴いている。いや吠えているといったほうがいいかな。1:02-付近で体にまとわりついてきたアブか何かを補食している。
スマトラサギも暮らすケアンズ北部ディンツリー地区では4月10日〜13日にかけて中心部の風速78mという破壊的な強さの台風
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2014年04月10日
カオグロカササギヒタキは「Why you? Which you?」(なぜあなた?どのあなた?)と鳴いていると言われる。こういった聞きなしは非英語ネイティブには理解し難いものが多いけど、カオグロカササギヒタキの「Why you? Which you?」(なぜあなた?どのあなた?)は結構その通りに聞こえる。
カオグロカササギヒタキの一部個体は初列風切が黒く、まるでケープヨークなどに飛来するハ
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2014年04月09日
アンブレラツリー(Schefflera actinophylla)には最盛期は花から溢れる程の甘い蜜を生産するので、非常に多くの花蜜食の野鳥やミツバチが入れ替わりでやって来る。ただしその旬の時期はとても短く、普段はアンブレラツリー咲いているように見えても特別鳥を惹き付けることはない。結構背が高い木なので、もし丈が低い木があってそれが旬ならいい思いができるだろう。
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2014年04月04日
今年はアサートン高原ではなくてケアンズ市内、それも家から近くのシラオラケットカワセミを撮ったりしていた。斜面で撮影中に一度直径25cm、高さ15m程の枯れ木突然倒れてきて下敷きになりそうになったり、ビデオカメラをセットしようとして手元が滑り、一式が谷へ転がり落ちていったりした(無事)。
4月になってそろそろシラオラケットカワセミとのお別れが秒読み。また半年後に戻っておいで。このケアンズっこシ
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2014年04月02日
ライチョウバトはほとんど飛ぶことはなく徒歩で生活している。非常に動きは遅く警戒心も弱く、さらに味がいい(らしい)。オーストラリア黎明期の鳥類学者かつ現在でも高い人気を誇る鳥イラストレーターでもあるJohn Gouldをして「オーストラリアで一番美味な鳥」と言わしめた魅力まで備える。オーストラリアに地上性の肉食動物や人間が極端に少なくて本当に良かったねと思う。
あと面白いのは日光浴を好むところ
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2014年03月27日
(3月15日配信のメールマガジンの内容を追加して転載します)
シラボシリュウキュウガモはトレス海峡を挟んだ隣国パプアニューギニアで見られるカモですが1990年頃からオーストラリア最北部の僻地ヨーク半島で散発的に記録されるようになっていました。これは人為的な移入ではなく、自然な分布域拡大と考えられ図鑑にも記載されるようになります。しかしヨーク半島は広大な未開エリアで先住民の影響も強く、本格的4WD
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2014年03月26日
なんだこのエボシクロサギは?というと水浴びの影響。海水での水浴びはよけいベタベタしそうでいやだな、とかはないのだろうか?普段垂れ下がっている冠羽が逆立っているとかなり雰囲気が違う物に見える。
ケアンズ沿岸のクロサギは黒というよりも青みがかった色をしている物が多い。もちろん”白いクロサギ”もいるが、それらは主にグレートバリアリーフの島々や港などで見かける。
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2014年03月25日
春から夏の間、ケアンズにあれほど無数にいたソデグロバトもめっきり数が少なくなってきた。みなパプアニューギニアへ移動中もしくは既にたどり着いたとみえ、また7−8月頃までしばしのお別れの季節がやってきた。
ヤシの木にビデオカメラをしかけ、実を食べにきたソデグロバト他の野鳥を遠隔操作で至近距離撮影したりしてけっこう遊んだ。ビデオカメラを15m以上落下させた事もある(地面が芝生で無事だった)。まだ整
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2014年03月21日
鳥のふわふわ感にはいつみても萌える。
警戒心が強いホオアオサメクサインコはこうして気が逸れている食事や羽繕いなどのお取り込み中に狙うに限る。最近思うのだけど、ケアンズ周辺のホオアオサメクサインコはケープヨークなど更に北部で見るものよりも一回り色が薄い印象がある。逆だと困るけどケープヨークはより赤道に近いわけで、これも単に熱帯=色彩より豊かの例なのかも。
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2014年03月20日
このモリショウビンのオス程狩りが上手いカワセミを見た事がない。いったん電線から飛び出せば成功率はほぼ100%を誇り、自分の食べ物はもとより体調を崩し動けなくなったパートナーの分も、二羽のヒナの分もほぼ一羽で長期間調達していた。まるで昆虫採集マシーンだ。多忙でありながらこうして羽繕いの余裕も十分。猛禽類への警戒もぬかりない。
同じオスの映像。勇躍止まり木から飛び出せどたいてい空振りという鈍いワ
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