2015年12月27日
図鑑の分布図でいえばサクラスズメの北限はバーデキン川でありケアンズ周辺には届かないことになっている。しかしアウトバック探鳥のおもしろさはそこにあり、年によって普段見られない種類がやってきたり、途方も無い数となって姿を見せることがある。私はサクラスズメはこの10年でケアンズ周辺としては初めて見かけた。
キンカチョウ(右)と一緒に。約40羽がシーズンを通じて滞在していた。2016年がよきアウ
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2015年12月25日
今シーズンもコウロコフウチョウの求愛は各地でよく見られた。比較的見やすいところで求愛してくれるコウロコフウチョウとしてカレー、ピン太、アイルの有力な三羽の雄を近年把握している。そのうちピン太は「ダーウィンが来た」他様々なドキュメンタリーに登場し、最も多く撮影されたコウロコフウチョウの雄。写真はカレー。
膨らんだり伸びたりしながら踊り場でメスを待つ。
時々叫んでメスに知らせてみる。
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2015年12月21日
オーストラリア国内を渡るヒジリショウビンは冬の間はケアンズ周辺いたるところにいる一方、夏の間に見ようと思うと変なところばかりで残っている。そんなに似ていないと思うけど、ヒジリショウビンをモリショウビンと誤認する人が後を絶たない。さらにナンヨウショウビンと取り違える人も居る。ナンヨウショウビンとは体型がかなり違う。
なお、このブログは現時点で実際の季節から3-4ヶ月遅れて進行しているのでお
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2015年12月16日
畑を荒らすオウムの群れの賞味期限は3−4日と短い(→以前の記事へ)。見事な赤土畑にて新鮮なトウモロコシを確保したキバタン。
…なんか飛散したトイレットペーパーみたい。
農家側も空砲や四輪バギーでのパトロールなどで応戦し、指をこまねいて作物を食べられ続けているわけでは無い。数年前、怒り心頭に発した農家が毒エサを畑にまいて多数の野鳥を殺害し、それは野鳥ガイドに察知・通報され裁判にかけられて
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2015年12月12日
開けた草原ではオーストラリアカタグロトビがよく獲物を狙っている。トビという単語が入っているものの実際はチョウゲンボウの外見の方が近く、ホバリングから急降下という狩りを行う。兄弟種のクロオビトビに至ってはオーストラリアの猛禽類で唯一夜間を中心に狩りを行うまるでフクロウのようなやつで、ただのトビとはかなり異なるグループであることが分かる。目は赤い。
ネズミか何か、黒っぽいものが食べられている
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2015年12月09日
フエフキトビはトビ、オーストラリアチョウゲンボウと合わせてケアンズ周辺で最もよく見かける猛禽トリオの一角。ケアンズ市内などの沿岸部には少ないが、山の方や内陸に多数が住んでいる。掃除屋だが、時折生きているものも襲う。
巣を見張る個体。巣は控えめで多くの場合枝葉に隠れるような所にあり、ミサゴやウミワシのように見せつけるように枯れ木や鉄塔の頂上にあったりはしない。
アウトバックの幹線道路
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2015年12月07日
(今シーズン初期から読む)
2015年版野生のセキセイインコ達のシーズン中盤(7−8月頃)の様子。
3000羽はいた2013年には及ばないけど、およそ300羽はケアンズ近郊(一泊二日圏)としてはまずまずな数。
2016年がどういった年になるかは雨期があけてから偵察に出てみないとさっぱり分かりません。一旦居なくなれば五年とか不在となることは2009〜2013年の例の通り。
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2015年11月30日
「野生のオカメインコの飛翔はもの凄く早い!」というのは基本的に迷信で、オカメインコの飛ぶ速度は同サイズのオーストラリアの野鳥と比べても極めて平々凡々なものだ。
そのうえ群れにまとまりが無い。
セキセイインコの飛翔を連射していると時折混じるこういった完全シンクロがオカメにはいまのところ無い。
オカメインコは各自バラバラであり、行く先もなかなか定まらない。
セキセイインコの
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2015年11月22日
野生のモモイロインコは水を飲む際に出来るだけ岩、流木や杭といった水中にある島的な場所に降りようとし、いくらでもある浜辺から水を飲もうとしない。
結果、限られた島に混雑が生じる。赤みが強いのは夕方の太陽のせい。
夕日を浴びていないときはこんな色合い。
浜には降りようとしないモモイロインコの群れ。
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2015年11月19日
ひたすらミミグロネコドリの美しさに頼った写真。
鳴き声にはバリエーションがあり、その中には「えー!?」「嫌やわー!」と聞こえるのもある。
学名
: Ailuroedus melanotis
英名
: Spotted Catbird
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