100 Birds to See Before You Dieがワゴンセールに入って$13だったので購入(オーストラリアでは本の値段は自由に店が決められる)。レジに持って行くと、「この間まで$80近い値段だったのに」と呟かれた。さすがにその値段なら買わない。
要は、世界中の野鳥の中から「観察の難しさ、希少性、分布の特異性、美しさ、行動や鳴き声の特異性、文化的側面」からトップ100種を独自に選び出したという本。オーストラリア固有種からの認定種はというと掲載順に…
ルリオーストラリアムシクイ!いきなり異議有り!
まぁいいや。続いてクマドリバト、ベニオーストラリアヒタキ、ヒクイドリ、オウゴンニワシドリ、コトドリ、キガオミツスイ、コキンチョウ、と8種も登場。不思議な選出のような気もするが。ちょっと試しにヒクイドリの項を読んでみたら「世界一物理的に危険な鳥で人間にもおびただしい犠牲者が出ている。出くわしたらすぐその場を離れ、放っておく事。なぜなら彼らはあなたに重傷を負わす事も殺す事も出来る」おびただしくはないでしょ。読者をびっくりさせたい気持ちは分かるけど、もうちょっと慎重な表現が好ましいと思うし、こういう箇所は評価を下げてしまう。でも、ぱらぱら写真を見ているだけでも「凄い顔だ!」とか「何という色だ」と楽しめる。南米やアフリカはやっぱり面白そうだ。コンゴ探検紀を読んで以来ぜひ見てみたいと思ってるフキナガシヨタカはやっぱり選ばれていた。トップ100の中でも私の中では異彩を放っている。
こちらは同じ人達による翌年出た小型版のよう。
続いてこれ。前から悩んでいたんだけど少し安くなってたので覚悟を決めて購入。この手の大判の本は高くて。ええ、本当にお高くて…(泣)この本は3部構成。
第一部は「羽」「滑空」「コミュニケーション」「渡り」「防衛」などのキーワードとともに様々な野鳥での例を写真で紹介しながらの解説。解説上しかたないのだろうけどオーストラリア以外の野鳥を引き合いに出している部分も多い。第一部はとても面白いけど、各キーワードごと2ページで終わってしまうのでいくら大判と言えども概略の域を出ないのが惜しい。
第二部は環境。「熱帯雨林」「農地」「砂漠」「都市部」といった様々な環境別に野鳥を紹介。この部ではなぜかほとんどの出演者がオーストラリア以外の種類になってしまい残念。オーストラリアの野鳥を使っても全然問題ないような部分。本のタイトルがタイトルなだけに?という感じ。第二部は無くてもいいような。
第三部はようやくオーストラリアの野鳥写真図鑑。ただ、掲載されている種類は限られる。写真フィールドガイドは幾つか出版されているけど写真の質は一番いい。いや、一番好みに近い、と言っておいた方がいいのかも。(いくら何でもこれは…というブレブレの写真も結構多いけど)記述は簡潔ながら内容はどちらかと言えば習性中心なので、フィールドガイド(は外見中心に記述)とかぶらないのはいい。と思ってるといきなり見開き2ページを占有する絵はがきのような写真が挟まっていたり、突然「ロードハウ島」「クリスマス島」「カカドゥ国立公園」「アサートン高原」といった探鳥地紹介が不規則にあちこちに挟まっていて分かりにくい。探鳥地紹介も見開き2ページのうち70%の面積は一枚の大きな写真で占められてしまい、この程度の紹介で一体何をどうしたいのか不明。
パーツごとはとてもいいのに途中で終わってしまっている。
混沌としていると言うか、もっと書けただろうにとか。未完成、そんな印象が残る本。もっと高くて分厚くなってもいいから完全版があったらいいのに。
えーとまだ何冊か買ったけどまた今度。
その横にあった「死ぬまでに釣りたい50の魚」だっけ?は買わなかったんですか?
手には取りましたが。そこまででした。最近そっちのほうは全然です
死ぬまでにシリーズってアチコチ、色々、あるんだ(w
「死ぬまでに逢いたい100のインコ達」
鳥臭い、鳥臭い、あ~鳥臭い、ってしゃべるセキセイインコ
スプーンで餌入れをカチカチやって餌をねだる夕暮れインコ
ロック魂の解るキバタン
くちの周りが食べカスだらけのイチジクインコ
…続く
モモモ太郎が!(声裏返る)