もう23回目になるヨーク半島アイアンレンジ。今回は欧米のツアー会社のガイドとしてランドクルーザー2台で出動。ちなみにもう一台のガイドは初めてヨーク半島に行くし、ケアンズもあまり知らないというタスマニアの女性だった。そんなん私が頑張るしかないじゃないか。
ケアンズを出発し探鳥しながら北上。近くで行われている大規模な橋の掛け替え作業の影響で超大型トラックが未舗装道路を疾走し、砂埃で前が全然見えないという悪夢の中まあまあのオフロード区間2箇所を越え、年々寂しくなるキビタイヒスイインコを見てロードハウスに投宿。夕方にスナイロワラビーにまじって1匹だけスナイロツメオワラビーが見られた。翌朝はまずアカオオタカを探してウロウロする。まだ時期が早いので営巣していないので自然に見つけるしかないのがキツい。30分ほど探して「いませんねえ」となってきたところで

いた!天然物は盛り上がるわ。他にもキイロコバシミツスイやヨコジマウロコミスツイ、越冬ウロコミツスイ、ヒメモリツバメなどを追加。レイクフィールドへ進む。

野焼きをしますよ、というお知らせは国立公園局からきていたけどそこでちょうどいい感じでアシナガツバメチドリが立っていた。チャイロハヤブサが焼け野原に立っているシーンがあって最高の雰囲気だったけどカメラは間に合わなかった。
アフリカのような平原で鳥を見る。

コモンチョウが水辺でバッチリ見られた。

夜行性のハシブトゴイが驚いて飛び立ち、青空を背景に飛んだ。

水場は猛禽、水鳥、小鳥で満ち溢れていた。
最高の環境でモーニングティー。ちゃんとしたテーブルと全員分ある椅子に注目。みんな仰天していた。
通称ネッシーの池。

野焼き跡地には200-300羽のアカオクロオウムが採餌中だった。

レイクフィールドはオーストラリアにおける猛禽類首都だと思う。10種類ほどが日中で見られるという圧巻。
廃業に伴い先月から衛星携帯電話はスラーヤから最大手のイリジウムへ移行。マスグレーブでちゃんと電波が繋がっているという安心。