
マウントアイザではセキセイインコの群れがペア作り、縄張り争い、樹洞争いを繰り広げていて人間は20mほどまで近いてそれをじっくり観察できた。

時期としては今は秋の後半で、まもなく冬が訪れる。飼育書などに書いてある「春に繁殖する」という断定は現地を見たことがない人が書いたのだろう。セキセイインコは冬でも活発に繁殖する。雨さえ降ったなら。その雨がいつ降るかさっぱり傾向がないのが内陸部の困ったところだ。

チャイロハヤブサの黒色型だと現場では思ったけど、写真を拡大してみるとクロハヤブサだった!北斗の拳(モデルは豪映画マッドマックスと言われている)のような廃墟にクロハヤブサとはワイルドな組み合わせだな。クロハヤブサは以前オカメインコを捕獲したのをこの近くで見たことがある。

シンプソン砂漠近くの村では夕方になると途方もない数のモモイロインコが集結。こりゃあ苦情が出る一歩手前だわ。

行きにオカメインコの群れ12羽が水を飲みに飛んできた池が良さそうだったので帰りにも寄ってしばらく待っていたのだけど、この日はオーストラリアチゴハヤブサがつがいで大暴れしており小鳥は少なかった。一応オカメインコは2羽だけ飛んできたが。マウントアイザへのインコオウム遠征は17回目になるけど、放浪性の強いオカメインコ・セキセイインコを外したことはまだ一度もない。今回のようにたった二日しかガイド日程がなくても、真冬でも、真夏でも、洪水でも、本当になんとかしてきた。
ランドクルーザープラドはブルバー、スポットライト、ルーフラックとシャベル、デュアルバッテリー、カーゴバリア、シュノーケル、キャンプ用品、125リットルの燃料タンクなどで重武装していながら大体リッター10km走るオールラウンダー。一回の給油で1300km程度走り、緊急時は7人乗車でき車中泊も簡単。最低地上高だけもう少し欲しいがオフロード性能も必要十分。オーストラリアで車で悩んだらプラドだ。
ツアーを終えて自宅まで1100kmを一泊二日で運転して帰る途中に以前から興味があった廃鉱山に寄ってみた。もっとキャラバンとかでもいけるようなところを想像していたのだけど、荒れ放題の山道を1時間近く?走って日没が迫る中でなんとか辿り着いたのは

言葉を失うような圧倒的な光景だった。
こんな危ないところは立ち入り禁止となるのも時間の問題だろう。なお来月には18回目のマウントアイザ遠征が控えている。鳥を見にマウントアイザへ18回だぞ。しかも一回の訪問が数日ではなくて4週間滞在とかだったり。これはいつか誰かに抜かれる事があるだろうか?