
似た外来の園芸種が多数あるけれども、カリトリス・マクレアヤーナはアサートン高原に自然分布する在来種。分布の中心はブリスベンやシドニーなどもっと涼しい南部ながら、アサートン高原の標高がもたらす涼しさおかげで恐らく生き残って孤立した分布になった。

カリトリス・マクレアヤーナは山火事後に種子を放出する特性があり、種子は風によって散布される。また雌雄異株なのでオスの木とメスの木に分かれている。
一見変わった形の葉と思われがちな部分は実は変形した茎であり、本当の葉は根元にわずかに残るだけである。発芽直後が分かりやすい、というか成長後は肉眼で見えない気がする。
学名 |
Callitris macleayana |
英名 |
Bush Cypress Pine |