ツアーガイドによっては地元の食品を答えるだろうし(マカデミアナッツやマンゴーワイン、ラム酒、コーヒーなど)、オーストラリアブランドを勧めるかもしれないし(ジュリークやヘレンカミンスキー、ビコ、クランプラーなど)、ホホバオイルやプロポリスのような健康美容関係をかもしれない。私はスーパーで普通に売っているものの中で日本では見かけないようなものを勧めている。
まずのど飴。ほとんどののど飴は甘さやとろみで喉の痛みを誤魔化すだけのいわゆるお菓子と変わらないものだけど、オーストラリアではもっと強力なというか強烈なものがノーチェックでスーパーで買える。このDifflamや競合のStrepsilは甘さやとろみで喉の痛みを誤魔化すタイプの可愛いのど飴ではなく、患部を麻痺させ、殺菌し炎症を抑制するガチの薬のような飴だ。飴が触れた舌や口の奥が本当に麻痺するので『痛くなくなっただろう?』と聞かれれば『ええ、まあ』と言うしかない。日本でも薬局などへ行けばカウンターでそういう薬を買えるのかもしれないけど、10個まとめて買おうとすれば止められたりするかもしれない。その点オーストラリアのスーパーで無制限に買えるDifflamや競合のStrepsilは一時帰国の時の格好のお土産となっている。千円くらい。
世界ワーストの皮膚がん発生地帯のオーストラリア北部において日の出から日没まで屋外で仕事している私は一般の人の100年分の紫外線を浴びています。オーストラリアで入手可能なおよそあらゆるリップクリームをこの20年で試しました。ロクでもない製品もいっぱいありました。かつて気に入っていたものが廃盤になったりもした中で、現状では1−2位を争うのがこのワセリン。ただ現行のモデルはSPFはないみたいなので日焼け止めを重視する場合はChapstic classic Lip Balm SPF15がいいです。こんなの何個買ったってなんの荷物にもならない。三百円くらい。
こちらはヤギ乳石鹸。これも日本ではなかなか見かけないもので、なぜかマレーシア産のレヴィーという銘柄だけが楽天でもAmazonでもYahooでも独占的に流通している。ヤギ乳石鹸は薬事法の関係で日本では自由には売れないと聞いたことがあり、レヴィーだけがその規制を突破しているのかもしれない。オーストラリアでは様々なメーカーがヤギ乳石鹸を販売しており、スーパーで自由に買えます。牛乳系の石鹸を使う人であれば。四百円くらい。