ヤラバーにて。狩猟採取民族であるアボリジニは基本的に定まった住居をつくらなかったが、短期的に滞在するシェルター(テント)をつくった。建材は蔓植物の骨組みとメラレウカの屋根葺き。
最近アボリジニの知り合いが急激に増えた。アボリジニに関しては風紀を乱す否定的な意見を持つ人が多く私自身もその一人だったが、それが如何に一部だけをサンプリングしたものを根拠にしているに過ぎないかを知人達を通じて痛感させられている。最近知り合った彼らの見識や話す単語はインテリそのものであり、自然に関する知識は一般的な白人など足下にも及ばずひれ伏して逃げ出す程だ。
それも土着的な知識だけではなく、学名から広範な概念にいたるまで非常に博識である。