この半年程植物の勉強を結構進めた。身近に様々な分野の専門家オージーが何人もいて、私は鳥類の知識をきっかけに知り合いになっていろいろ教えて貰える特権のようなものがある。この間訪問して話を聞いてきたのはケアンズ周辺で随一の評判を誇る知的な種苗業者。
オーストラリアの種苗業者にも、①家族で片手間にやっているような半アマチュアの所②バニングスなどが主な取引先になる大量生産低品質の所、そして③高い技術力と知識で高品質なものを提供している所などいくつかカテゴリーがある。
この看板を見かけたら多分③のタイプである。このNIASA認定を取るのは相当難しいようだ。
徹底した除菌、空調管理の研究室。
ここで生み出された「非常に塩害に強いユーカリ(Eucalyptus camaldulensis)など」はオーストラリア南部マレー川水系の植生回復事業で大量に採用されているが、もとは突然変異の一本の木をひたすらクローン生産し続けたものらしい。おもしろいなぁ。