所属するFNQ WILDLIFE RESCUEから連絡があり、左の翼を失ってショック状態のカミカザリバトを預かる事になった。ここのところFNQ WILDLIFE RESCUE電話がよくかかってくる。カミカザリバトは上空をパワフルに高速で飛び回るオーストラリア最大のハトで、普段双眼鏡で見上げるだけの事が多い鳥。こんな間近で見られて感激。なんと美しいのでしょう。
半日そっとしておいたらようやくよろよろ立ち上がり「みゅあー」と鳴き始めた。図鑑によれば「声はまず聞く機会は無い」となっており私も初めて。出血などは見られないけど羽が完全に無くなってしまっており再生するまでのケアが必要かもしれない。
問題は食べ物で、カミカザリバトは果実食なのでリンゴやみかんを刻んで与えてみたが食べようとしない。見慣れないものではダメだな?
それならばと小1時間ほど森に出かけ、カミカザリバトが食べる可能性のありそうなネイティブの果物を集めてみた。人間社会がある日突然狩猟と採取の段階に戻ったら、私はけっこう稼ぎのよい男性と思うけど女性の皆様いかがでしょうか(何が?)
「まぁこれを私の為に?」
「しゃあっ!」
学名 |
Lopholaimus antarcticis |
英名 |
Topknot Pigeon |
美しいハトですね。その後どうなったのでしょう。羽は元通りの大きさまで再生するのですか?正面顔、アサヒに似てる・・・・
10日程経過して、なれてきてのんびりしてますよ。羽はまだまだです
質問×3
新入りを横に見てアサヒの様子に何か変化がありましたか?種類の異なる鳥同士が仲良くなることはないのですか?元気になっても片羽だけでは飛び立てないのでは?
アサヒは人には興味があっても鳥には昔から反応がないですね「なんだ鳥か」という態度です
カミカザリバトはおっとりした性格でアサヒが騒いでいると「うるさい、静かにしろ」とよく注意します
外傷は無く羽が抜け落ちてしまっているだけのように見えるので時間が経てば羽が再生し飛べるようになるものと考えてます。羽ばたいたりは普通にしてます