ニホンミツバチはオーストラリア国内では2007年にケアンズの港で初めて確認されその後マリーバ、レイクイーチャム、イニスフェルなどに飛び火している外来種。
在来のセイヨウミツバチに大きなダメージを与えかねない事もあり、保護活動が続けられている日本での立場とは全く逆に駆除の対象であり根絶プログラムが展開されている。同じニホンミツバチという生き物なのに、オーストラリアと日本とでは彼らの待遇は天と地ほど違う。所変われば、というやつだ。
しかしここのところ駆除や調査を見かけなくなったなと思ったら、「予算がカットされ続けられなくなった」とのこと。そのせいか、ケアンズの住宅街でもこうしてスォームを見かけるようになった。予算には限りがあるので、もうどうしようもないものは切り離して今が勝負の案件に資源を振り向けようという議論はどの時代どの国にもあるものだ。