奥地へ行けば物価も上昇する。写真は24本入りで$50以上するアイスクリーム。
オーストラリアは経済が約25年連続プラス成長中、人口は2倍に急増という世界史上でも稀な状況に突入している。オーストラリアの基本的な物価は日本の2倍から10倍だが、アイスクリーム$50、ホールケーキ$50、ティムタム$9.5というのをスーパーマーケットで見てここで暮らすには1000万円以上の収入を得ているかアボリジニになって補助金漬けになるしかないと思った。
次第に制限速度も適当に。未舗装の対面通行で制限速度110km?
対向車とすれ違う際の跳ね石一発でフロントガラスが割れそうである。実際に跳ね石で窓ガラスにひびが入るのは私の場合毎年一回以上ペース。数年おきにフロントガラス総交換をしている。同様に私も誰かの窓ガラスを毎年一回以上割っているのだと思うわ。
なおレンタカーがオーストラリアにうじゃうじゃあるこうした未舗装道路の走行を認めていないのは当然車が痛むからであり、跳ね石による窓ガラス破損は仮に保険をかけていてもカバーされず全額負担になると書いてある。
自慢のこの自立式タープは、灼熱のオーストラリア北部において極めて重要な存在である日陰を30秒以内に作り出せる逸品でキャンプやランチ休憩などに便利。自立式なのでポールやロープ、ペグの必要はない。
その分30kgくらいあるので大きな車や毎週のように使うのでなければ不適格だが。一度日本人に、サーフボードを積んでいるのと間違われたことがある。
クィーンズランド州を出て隣のノーザンテリトリー州へ移る。半年前にヘリコプターで僻地の各地に設置されたセスジムシクイ用無人音声録音機を回収してケアンズへ持ち帰るためと、ついでにリメン国立公園を訪れるためだ。2017年のセスジムシクイ調査の後半戦はリメン国立公園付近で行われたが、私は前半の二週間で帰宅したため未訪問だったのだ。セスジムシクイは結局リメンでは発見されなかったようだが、その景観は噂になっており私も訪ねてみようと思った。