半月も前の事になってしまうのだけど、プライベートで(調査やガイドではなく)泊まりがけでバードウォッチングに行って来た。私は仕事のときはカメラを持たない主義なので久しぶりにシャッターを切ってすっきりした。ケアンズ周辺ではおよそ40年ぶり、この場所では2009年以来となる野生のセキセイインコの群れ。(がいた。過去形)
キンセイチョウ。この夜から天気は崩れ、乾期のまっただ中に8日間雨と強風が続いた。10月にアイアンレンジ国立公園で川が決壊した例もあり、乾期であっても油断ならない。
ナンキンオシ♂は白い頭部が素敵。
今年はケアンズ周辺にも侵入しているウスユキバト。
同じくゴマフガモ。(左から1羽目,2羽目,4羽目,6羽目,9羽目)これもこの10年で二回目程度であり珍しいがあちこちに出ている。
最新の和名はヒメフタイロヒラハシ。遠目に見ていると外見以外にもヨコフリオウギヒタキととまる枝や飛びかたがよく似ており「ニセ・ヨコフリオウギヒタキ」などとも愛情を込めて呼ばれる。
ノドアカムジミツスイは例年喉が赤くない若い個体が多いのだけど、今年は成長が目立つ。もしかして干ばつで若はかなり死んでしまったかも?
確かにごくごく一部エリアを除いて生命反応は著しく乏しかった。トビやカラスさえおらず、何も鳴かず乾いた死の大地の様。失敗した、来るんじゃなかった、とまで思っていた。それを挽回できるのがジモト民というものだ。
オオバン。
つづく
管理人はケアンズを拠点に豪全国でバードウォッチングのガイド業を営んでいます。お気軽にご利用下さい。ご依頼/お問い合わせ