オーストラリアの北海岸沿いのマングローブに暮らし、極めて狭い面積にのみ見られることになるマングローブヒタキ。ケアンズやダーウィンなどに来たオーストラリア人バーダーなら必ず探している相手ながら、日本人にはなじみが薄い。それは日本人が極度に虫刺されに弱いので、特にリクエストされない限り私が連れて行かないからでもある。
随分昔のことだけど、事前に注意した上でマングローブに接近してマングローブヒタキを見た某ツアー一行がサンドフライにめった刺しにされ「もう二度とこういう所は来なくて良いです」と言われたことがある。「長袖長ズボンだから」とか「虫除けバンドしてるから」程度でマングローブに接近してめった刺しになるのは当たり前とも言える。私は注意しましたよ、「虫除けスプレーを全身に散布しておいて下さいね。服がしっとりするくらいに」と。
というわけでマングローブヒタキは虫嫌いな民族には結構レアな野鳥となる。
学名 |
: Peneoenanthe pulverulenta |
英名 |
: Mangrove Robin |
ケアンズはマングローブヒタキを最も簡単に見られる場所なのだが。