最近の文章ではこの野鳥はケープヨークハゲミツスイ(Hornbill Friabird)となっている。古くからのバーダーにはトサカハゲミツスイ(Helmeted Friabird)としてお馴染みだったけど、その名前はダーウィンの方にいる個体群だけが受け継ぎ、ケアンズの方の個体群はケープヨークハゲミツスイ(Hornbill Friabird)として独立した。
オーストラリア大陸は砂漠地帯によってあちこち生物の分布が分断されており、一つの種が複数の亜種を持つことのほうが普通。ケープヨークハゲミツスイの例に限らず最近の独立例としてはニシキバラモズヒタキ、ムナグロムラサキオーストラリアムシクイ、キタミミグロネコドリ、セジロモズガラスなどがある。
まあHornbillといえばいえなくもない外見はしていた。