梅のような形と色の実をつけるカロフィラム・アイノフィラム。テリハボクの和名でも知られる。オーストラリア以外でも東南アジア、インド、太平洋諸島等沿岸部に広く分布していてこの実から油を取ったりする地域もあるようだ。
果肉は薄く、中心部に大きな種がはいっている。このため、木から落下するとき「かこん」とけっこう大きな音を立てて地面に落ちる。特にエスプラネードのような木道では。
樹型としてはマンゴー的にごついので遠くからでもよくわかる。実際木材としても頑丈で漁師小屋や小舟の材料として使われて来た。
学名 |
Calophyllum_inophyllum |
英名 |
Alexandrian laurel balltree, beach calophyllum, beach touriga, beautyleaf, Borneo-mahogany, Indian doomba oiltree, Indian-laurel, laurelwood, satin touriga, and tacamahac- tree など |
和名 |
テリハボク |
この英名の数の多さを見よ。だから植物は学名で話さなければならない、と言われるのだ。和名のように局地的に使われている言語ではこういうことはあまりおきない。