自然科学系以外はあまり知らないが、オーストラリアでは本が日本の感覚の2−3倍の高価なモノになっている。1冊数千円は普通で、一万円くらいしていても驚かない状態なので月に数冊買えば何万円、年間で何十万円にもなってきた。ベース物価の高さにくわえて人口規模の小ささが本を更に高くさせているのだろう。しかし最近は海外通販以外の回避方法がある。
最近話題の電子書籍。
オーストラリアでは電子書籍までも紙の本とほぼ同じ値段で売られているため驚異的に高い。それなら英語圏である事を活かしイギリスやインド、アメリカからオーストラリア産電子書籍を買ってくればいい。英語経済圏の強みで、そこそこ知られたオーストラリアの本は他の英語圏でも手に入るのが日本語とは違うところだ。
しかしただ本を読む為にiPadやキンドルみたいなデジタル製品を更に増やす事は気が進まなかった。デジタル製品は壊れ易いしすぐに次のモデルが出て時代遅れになるから最小限にしたい。でもスマホやPCを仮想キンドルにするアプリがある事で解決した。他の英語圏国家のキンドルストアサイトで電子書籍をダウンロード購入するとそれは直ぐにスマホにも飛んでくるし、PCのブラウザ上でもローカル上でも読める。別に端末としてのキンドルは必要なかったのだ↓
これまでオーストラリア国内で散々本で散財して来たが、これで英語の本に関しては電子版とはいえ高いオーストラリア書店を回避して瞬時に手に入れられる。今のところ各書オーストラリア価格の半額以下で買えている。正直ざまあみろ、と思ってしまう程にこの国は本が高い。昨年大手書店アンガス&ロバートソンが倒産したように、このままなら豪書店業界は近いうちに滅びるだろう。