酒を飲まないのであまり縁がないけど、田舎に行くと築100年を超えるような歴史的な酒場(ヒストリック・パブ)があちこちで営業していていて村の社交場になっている。少なからずの場合、其処は村で唯一の飲食店である。
レプリカではなくオリジナルと思われる。こういった映画のセットのような木造アンティーク建築を慈しみながら飲食が出来る素晴らしさ。
いつぞやの大嵐の夜。既に閉店していたこのヒストリック・パブに緊急避難し道路が仮開通するまでの時間を過ごさせてもらった。何も買わず、ろくにお礼もせず出発してしまったことがずっと心に引っかかっており先日再訪した。
オーナーは替わっていた。酒場は増築され、中世のようだった一角はいまは使用されていなかった。
時間は確かに流れている。