要介護鳥類に関わるには、まずその鳥を正しく知る事が一番大事だという趣旨で総合野生動物動物介護/リハビリ団体であるFNQ WILDLIFE RESCUREが二日間の勉強会を開いた。ほとんど広報されていない上に有料($15/1日)なのに10人くらい集まるのは素晴らしい。身近に動物の気配があるケアンズでは、一般の人の動物への関心は高い。私も数年前からFNQ WILDLIFE RESCUREの会員。
しかし、バードウォッチャーからすると、講習内容に間違いが多く残念だった。例えば
「この鳥はシマコキンといって…」と説明が始まったけどどう見ても写真はキンカチョウ。これは恐れながら指摘した。でもその後も、
「ヒメアオバトは林床にいて滅多に飛ばない」(樹冠にいて林床にいる事など無い鳥)
「クロモズガラスはオスが黒でメスが茶色」(若鳥が茶色で成鳥は黒)
とか誤解は続き、でもその辺のバードウォッチャー的知識は介護やリハビリを学ぼうとする人々の場の本質ではない気がしたのでそれ以上の指摘は控えた。FNQ WILDLIFE RESCUREが鳥専の組織であれば更に高いものを求められるのかもしれないが、彼らは総合なので。
二日間、のべ10時間の講習会で鳥類介護のイントロダクションになる。