ニワシドリ続き。ハバシニワシドリとは、嘴に歯のようにも見えるギザギザを持っているニワシドリという意味の名。オウゴンニワシドリやアオアズマヤドリ、オオニワシドリといった人気の高い鳥を擁するグループの中で最も地味な?一種でリクエストされる事も先ず無いが、ケアンズ周辺の固有種である。繁殖期になればオスはアズマヤで絶叫を続けるので150m離れていても分かるが、必ず非常に暗い場所。機材の進歩でこういった闇から出てこないような生物の写真も次第に増えていくのだろう。
これがハバシニワシドリのアズマヤだ。他のニワシドリやアズマヤドリと比べると簡素。熱帯雨林の林床を掃除して落ち葉や枝など全てどけて築いたグラウンドに緑の葉を裏返しにして並べるというもの。葉は定期的に新鮮なものと交換される。
ハバシニワシドリはミミグロネコドリの色違い、といった外見。
学名 |
Scenopoeetes dentirostris |
英名 |
Tooth-billed Bowerbird |
(参考)ミミグロネコドリ。