満足のいくフクロシマリスの写真が撮れた。ケアンズのバードウォッチングツアーの裏の名物は多種多様な有袋類との出会い。自然の中へ入っていって鳥だけを見て他の動物を見ないようにする、ということはない。今回もバードウォッチングツアーの片手間に、一般的なケアンズの動物探しツアーを大きく上回るカモノハシを含めた10種類以上の有袋類や単孔類を確認。
学名 |
Dactylopsila trivirgata |
英名 |
Striped Possum |
フクロシマリスはケアンズ周辺やアイアンレンジ周辺の狭い範囲に生息する。モモンガの仲間ながら滑空能力は無く、また食生活の大きなウェイトを昆虫が占めている点もモモンガらしくない。しかし、「シマリス」とはもっとかけ離れている(フクロ◯◯という和名はあまり深く考えずそのまま受け入れた方がいい)。写真では薬指がやたらに長い事が分かるが、樹の中から昆虫を引きずり出す為と言われている。
さてモモンガと言えば、その前の晩の事…
遠くからハンカチみたいなものが音も無く、目にも留まらぬ早さで飛んできて木に巻き付いた。
本家フクロモモンガは、短時間に滑空を10回近く披露してくれた。その機能美にはみなで嘆息するばかり。底冷えの中、男ばかり三人が「うーむ」「はぁー」「ほー」と夜遅くまで見蕩れていた。
今日はいい夢が見られそうだ。