ヒメカブトと並んで、もっとも普通に見かける甲虫の1つがGreyback Cane Beetle(コフキコガネの仲間)。
市街地、郊外の牧場、熱帯雨林の中の宿屋、国道沿いのガソリンスタンドなど、夜間に灯りがついているような場所であればおよそあらゆる環境で目にする機会があると思う。
Greyback Cane Beetleはあのオオヒキガエル(ケーントード)を呼び寄せた害虫としても知られる。サトウキビに限らず様々な作物を食い荒らすため、オオヒキガエルが南米(ハワイ経由で)から移入され、結果惨劇を招いているのは周知の通り。それに、依然としてGreyback Cane Beetleも健在だし。今だからいえる事だけど、ワライカワセミやバンディクートなど、Greyback Cane Beetleにとって在来の捕食者が普通に暮らせる環境を残す方が未知数の外来生物を放つよりも賢明な方法だったと思われる。
学名 |
Dermolepida albohirtum |
英名 |
Greyback Cane Beetle |