2016年10月24日
一夜明けて。
昨夜は真っ暗な時間にたどり着いたので周囲の状況がわからなかったが、そこは川沿いの素晴らしいキャンプ地だった。この鳥類調査用に予め了承を得ている私有地で、静かで、鳥も多い。緑と光溢れるこの空間は、何千キロも赤土の大地を走ってきたものにはまた格別の癒しを提供してくれる。
ケアンズから何千キロも離れたこの原野の中でグラハム博士他、何人もの馴染みの方々と再会。早速地図や調査用具といった備
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2016年10月22日
だんだん日も傾いてきて、キャンプ予定地に明るいうちに到着するのが完全に不可能になりつつあるのを知っていても次々水場にやってくる野鳥からも離れられない。クスダマインコ。
しばらくするとオカメインコも戻ってきた。
キイロコバシミツスイ(Yellow-tinted Honeyeater, Ptilotula flavescent)はアサートン高原にもいる、いやいない、それはこの地域固有の
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2016年10月20日
モズヒタキ類はオスとメスの性的二型が大きく、ようやく現れたシロハラモズヒタキ(White-breasted Whistler, Pachycephala lanioides)のオスはやはり良い鳥だった。
こちらは以前からお馴染みのメスタイプ。
もう一度オス。
ケアンズ近辺には分布が抜け落ちているマングローブセンニョムシクイの若鳥ももう一度。なんとも言えない色です。こんなセンニ
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2016年10月15日
あ、見たことある!と思った人もいるかもしれないが、それは多分ケアンズとかにいる近縁のクレナイミツスイだろう。これはダーウィン、アイアンレンジ、そしてカーペンタリア湾などのマングローブに暮らすズアカミツスイだ。(Red-headed Honeyeater, Myzomela erythrocephala)
ダーウィンはまだしも、なかなか正気の日本人がアイアンレンジやカーペンタリア湾に探鳥に
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2016年10月13日
島国である日本なら各地で海に沈む夕日が見られると思う。オーストラリアのような大陸や、特にその東海岸側や、内陸部では大地や山脈に沈む太陽はダイナミックに楽しめるのだが海に落ちる場所は少ない。それがここだ。カーペンタリア湾。
カーペンタリア湾は今では有名になったロールケーキのような雲が押し寄せる自然現象「モーニンググローリー」が発生するところである。そのせいかどうか、このエリアの夕焼けの色は他の
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2016年10月11日
クィーンズランド州北西部はツルの本場。オーストラリアで最初にオオヅルが(公式に)確認されたのもこのエリアだし、その数も多い。ケアンズ周辺ではツルたちは畑や牧場といった私有地にいることが多くあまり近づけないが、こちらでは道端にいたりする。これはオーストラリアツルだが。
街の中に。いきなりオオトカゲとか。(Yellow-spotted Monitor,Varanus panoplies)追い
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2016年10月09日
オーストラリア野鳥の会が主体となって一年おきにおよそ数回、辺境の岩山に分布する希少種であるムナジロセスジムシクイとカルカドンセスジムシクイの生息調査が行われてきた。大半は人里から離れた険しいエリアであり、大型4WDが望ましく、寝泊りはすべてキャンプだ。それも、トイレも水道もない完全に原野での。
そんな僻地での4週間もの調査を率いるのは野鳥の会の元会長の博士だが、その他のメンバーはすべてボランティ
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2016年01月02日
2016年5月1日から31日までの一ヶ月間、オーストラリアの辺境各地でキャンプをしながら岩山を毎日4時間歩いてセスジムシクイの調査を手伝ってくれるボランティアを募集中です。そんな人間いるわけないだろう、と思いつつも。私も上旬は先約があって無理だけど中旬〜下旬参加で検討。ケアンズから往復4000km。
ケアンズ周辺では年間を通じて様々な自然保護団体や研究団体が動物調査ボランティアを必要としている。
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2009年12月16日
山頂で見たヒメモリツバメ。
今日は一足先に飛行機でケアンズへ戻るO君をマウントアイザ空港へ連れて行く日。もちろん、その前に昨日見つけられなかったムナジロセスジムシクイを探して早朝岩場登りが全員に課せられた。高さ200mくらい、脆い小岩とスピニフェクスで覆われた丘だった。景色は凄いのだけど遠くを眺めたり広角レンズに付け替えたりする余裕が無い。相変わらずスピニフェクスがあちこちに刺さり、体重をかけた
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2024年05月17日
すでに速報済みの通り、17回目のマウントアイザ遠征を終え無事に野生のセキセイインコやオカメインコ、キンカチョウなどを見て帰ってきた。私は公式なツアー中はそもそもカメラを持っていないので手短なレポートのみ。
4月末の時点で今年に入ってから多いところでは5000mmを超える雨が降っているケアンズ周辺を脱出できることは嬉しい。2024年になってからたった10日しか晴れておらず残りの110日は雨が降って
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