ブラキカイトン・オストラリスはバオバブを連想させる極太の幹が特徴で、ここに大量の水分を貯める事で乾期を乗り切る。アサートン高原南西の一角に見られる貴重な”ドライ・レインフォレスト”のマスコット的植物。園芸用にも流通している写真を見てもこんなに太くなっていないから原産地とことなり保水する必要のない気候条件下では太くならないのではないかな。
学名 |
Brachychiton australis |
英名 |
Broad-leaved Bottle Tree |
ブラキカイトン、なのでよく知られたあのブラキカイトン・アセリフォリウスと同じ仲間である。
莢は有名なブラックビーン(カスタノスパーマム・オストレール)に似ているけど、カスタノスパーマム・オストレールが上下まっぷたつに裂けるのに対してブラキカイトン・オストラリスは写真の通り真っ二つではなく一カ所が裂開するのみ。こういう莢を専門用語でFollicle(袋果)と呼び、カスタノスパーマム・オストレールのように上下まっぷたつに裂けるLegumeと呼ばれる。
←ブラキカイトン・オストラリスの幹のクローズアップ。自然の造形は美しい物も多い。