
2025年10月に2年ぶりに行われたマウントアイザへの19回目となるインコオウムスペシャルツアーの報告。セキセイインコやオカメインコは本格的な砂漠の野鳥で放浪性が強く居場所や時期は決まっていないため、どれだけ実績を積み上げても(19回やって無敗)最初の群れを見つけるまでは本当にハラハラする。

この画面の中にセキセイは7羽。原種が黄色まじりの緑色なのには訳がある。乾いた内陸部でも存在するユーカリの木に溶け込むためだ。先住民の言語で「スナック」を意味するセキセイインコはマズイ方ではないようで爬虫類、猛禽、人間など周りは敵ばかり。

数は30羽くらいだったけど、とりあえず空港近くで見られて肩の荷が降りた。これで安心してシンプソン砂漠へ進める。そちらはハイリスク・ハイリターンの僻地である。

ほとんど水がなくなっていくにつれ、泥水だろうが何だろうが水がある場所に全ての鳥が集まってくる。ヨーロッパ方面では飼い鳥として超人気のウスユキバト。

ショウキバト。鳩が何十種類もいるオーストラリアならではの強烈な個性。

コマチスズメは原則として砂岩の断崖などを棲家にしているものの、ここシンプソン砂漠際には昔から変な個体群がいる。この辺りはこれ以上ないほど真っ平な土地で、かつてオーストラリア中東部に位置した巨大な内海、その名もエロマンガ内海と呼ばれたところだ。コマチスズメの環境とは違うがむしろ道路沿いなどにいるという意味でこの辺りが一番簡単に見られるのではないだろうか。

キンカチョウもたくさんいたが、本当にたくさんいる時は何百万という数で見たこともある。砂漠の野鳥は程度のさはあれどいずれも放浪性で、環境が改善すると爆発的に増える。

オーストラリアマルハシ(奥)は分布が広いので地元民には見くびられがちだがこの科はオーストラリア固有であり、欧米のバーダーに「オーストラリアマルハシだぞ!」というと1mくらい飛び上がって駆けつける存在でもある。手前はケミミミツスイ。北部準州の方ではもはや名前も呼ばれないような普通種だが、クィーンズランド州では少ない。

木の中になんか白と黒のミツスイもいるぞ…!?

うぉーミミジロセグロミツスイじゃん!私も半年前にニューサウスウェールズ州で初めて見ることができたくらいでオーストラリア産ライフリスト741番目の大物。地元クィーンズランド州で見るのは初めて。(続く)
12回目のメルボルン その2
12回目のメルボルン その3(完)
オーストラリアでのライフリスト741種め ミミジロセグロミツスイ