2020年06月29日
前編からの続き。今回の調査は私が責任者である鳥班の他に植物班、爬虫類班、そして最恐の「虫班」に分かれていると書いた通り。このお化け屋敷みたいなのは闇夜の森に虫班が設置したライトトラップ。
ブラックライトに蛾などが集まり、それを収集する。彼らからすれば基本的なことをやっているに過ぎないのだと思うけど、市民権のなさで言えば虫班の異様さが際立つ。こんなことして楽しいんだろうなぁキモいわぁ
鳥班はさら
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2020年04月27日
ウインカーを出さずに曲がってきた爺さんの車と接触し、厄介な板金のため3週間ほどランクルを預けることになってしまった。仕事がない時期で不幸中の幸いである。
車がなくなると、ウチは徒歩圏内には食品店は一つもないが、オーストラリアのスーパーはどこも配達をやっている。修理完了までにそれを一回頼めばいいか?と思っているうちにコロナ騒動で世間でも買い溜めラッシュが起き、スーパーは多忙につき配達受付を中止され
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2019年10月21日
通算で12回目となるダーウィンやカカドゥでのバードウォッチングに行ってきた。また後日にアップするけど、最大のニュースはオーストラリアで最も珍しくかつ最も人気のある猛禽類であるアカオオタカの巣を新しく発見したことで「場所は公開しない」と宣言しているにも関わらず簡単には思い出せないくらいの問い合わせがオーストラリア人達から届いた。アカオオタカ以外ではオーストラリアでは珍鳥であるハチクマに1時間以内に会
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2019年10月06日
オーストラリアの南海岸、目立たない州である南オーストラリア州の州都アデレード上空。南オーストラリア州に探鳥に来るのは5度目になる。今回は株式会社ワイバードにアデレードツアーの企画を持ち込み、それが無事催行となったため現地ガイド補佐兼通訳としてケアンズから1日早く現地入りした。
こうして全国各地に出張して前泊後泊をしている。ツアーが始まる前の夜、一人で旅先の宿にいるときにはなんとも言えない張り詰め
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2019年09月06日
マウントアイザはケアンズから内陸へ道路距離なら1200km,飛行機なら2時間。荒涼とした乾いた大地とハゲ山に覆われたこのエリアはオーストラリアの多くのインコやオウムの分布の中心地であるとともにムナジロセスジムシクイ、カルカドンセスジムシクイ、ショウキバト、ベニオーストラリアヒタキ、オグロバン、エミュー、ムナグロオーストラリアムシクイ、クマドリバト、マダラニワシドリ、大量のオナガイヌワシ(一度に10
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2019年08月07日
最近はセスジムシクイ類調査での関わりが深かったけど、マウントアイザは本来インコやオウム系の聖地。改めてそう思った。何しろ一箇所の緑地に立っているだけでインコやオウムが7種類もいて、あちこちで営巣している。水を飲みに来る。人馴れしていて逃げない。こんな場所はオーストラリア中を見渡しても思いつかない。今年はジョージタウンではセキセイインコもオカメインコも見られないだけに、マウントアイザの安定ぶりが光る
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2019年06月26日
ついにクロセスジムシクイを撮影できた。それもオーストラリアの有名野鳥ガイドである知人曰く『今まで見たクロセスジムシクイの写真の中でおそらく最高の一枚』というこれ以上ない評価をもらった。達成感に浸っているときに飛んできたキバタンが
「勝負あった」と言っていた。
有難うキバタン。トサカが眩しいよ。ちなみにキバタンもケアンズとは別亜種fitzroyi。いわゆるアオメキバタン。頭も少し小さい。
キャ
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2019年06月24日
さて3泊の予定の2泊までが済んだ。昨日は半ば観光の日だったので仕方ないが、見てるだけでまだ写真に撮れていないクロセスジムシクイをそろそろなんとかしなければならない。今日は午前中を新しいエリアの捜索に当てた。それは私が見つけることができた最後のクロセスジムシクイの目撃報告があったエリアだが、実に一年近く前の報告だ。言い換えればそれ以降、一年近くもクロセスジムシクイはほぼ見つかっていないとも言える。さ
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2019年06月20日
到着初日の午後に目標だった三種全てを見つけることができ、あとは今日写真は撮れなかったクロセスジムシクイを残り三日間で追いかければいいね、という充実した疲れを楽しんでいた時。岩場にGPSを忘れてきたことに気がついた。半分壊れているが、もう10年以上大陸を共に旅した仲間であり、中には大量の機密情報が詰まっている。まだ明るいうちに探しに行ければよかったのだが夜になってしまった。岩だらけの土地の水辺の夜な
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2019年06月18日
200kmほど走ってギブリバーロードから外れ、目的地ミッチェル台地に向かう道はさらに凶悪さを増した。その看板…
ある興味深い別の道路標識の写真を撮り損ねたのだけど、“正確にはここは「道」ではなく責任を負いませんよ(保険とかおりませんよ)”という事だった。もちろんレンタカーなどは走行禁止である。ミッチェル台地に向かう資格があるのは自前のフル装備大型4WDと十分な経験を持った人間だけだ。行き交う車の
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