2017年11月23日
ココス諸島が生物的にオーストラリア圏ではなくインドやマダガスカル島の方が近いということの象徴でもあるのがこのアラビアコアジサシ。この鳥はオーストラリア産鳥類リストが800種に達した人に送られる「800クラブ缶バッジ」のモチーフであり、人類でこれまで四人がその資格を得ているだけである。
←ちなみに600の時はシロハラセスジムシクイ、700の時はテンニョインコだった。
そんなアラビ
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2017年11月14日
日本人としてはおそらく何十年か前にきた人類学者以来の二人目だ、と言われつつインド洋に浮かぶココス諸島に探鳥に行くことができた。地図の通りココス諸島はオーストラリア本土からはとてつもなく離れており、西海岸の都市パースからフライトがあるのだけどパースからよりもまだスリランカから来た方が近いぜ…というほど全くオーストラリアの地理圏外に浮かぶウルトラ離島である。昔マレーシア航空が絶海で行方不明になった
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2017年04月19日
ケアンズではクロサギは白いものも黒いものも半々くらいで見られる。普通は干潟など沿岸で見られるものであり、ちょっとこうした森の中にいるというのは新鮮な感じがした。
学名
: Eastern Reef Egret
英名
: Egretta sacra
なお、インド洋の孤島であるオーストラリア領ココス諸島にはクロサギに酷似したアフリカクロサギ(Wes
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2016年07月17日
もともとアフリカの野鳥だったアマサギは20世紀に入ると急に世界的に拡大路線を取りヨーロッパへ、ユーラシアへ、北米へ、中米へと広がった。オーストラリアでは1950年代から現れ始め現在は国内全域で見られる。隣のニュージーランドへ達したのはその約10年後となる。現在ではほぼ全世界でその姿が見られる。
熱帯であるケアンズ周辺の春夏は彼らには暑すぎて不愉快らしく、例年夏になると姿が消える。つまり、オレ
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2016年07月07日
ケアンズ西部に広がるアサートン高原。本来は熱帯雨林が広がっていたこの高原は第一次大戦後に大きく開拓され、現在のような放牧地となった。肉牛だけでなく、画面右端には乳牛も写っている。
牛先生の講義によれば、オーストラリア北部には乳牛(酪農)はその暑さと砂漠のために壊滅的に乏しく、地図右上のアサートン高原以外ではほとんど存在していないことがわかる。
さすが国土の7割が砂漠に近い国。一枚目の写
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2016年04月09日
来週からツアーでビクトリア州中部へ一週間。ちょうど牛先生が指し示している辺りへ。
5月もビクトリア州中部へ一週間行き、そのあとはクィーンズランド州とノーザンテリトリー準州との州境付近でボランティアとして野鳥調査を三週間。仕事を停止して、三週間キャンプ場ではない原野でキャンプ生活。
6月はケアンズでバードガイドをしている南アフリカ人の友人と一緒にノーザンテリトリー準州のアリススプリングスへ数
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2016年03月17日
ブロンズトキはオーストラリアでも年間を通じて少数が見られる。アフリカからオーストラリア、時には日本までと広範囲に現れる野鳥。ブロンズトキにはこういった美しい成鳥繁殖羽のものや
真っ黒に近い若鳥や非繁殖羽のブロンズトキがいる。
学名
: Plegadis falcinellus
英名
: Glossy Ibis
両方が並んでいる
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2015年11月12日
数年前に南アフリカから移住してきてケアンズでガイドをしている知人が「俺は未だにハシブトモズヒタキのまずまずの写真が撮れていない」と打ち明けていた。今年は結構良く出ていたハシブトモズヒタキ。年によっては一羽も居ないので撮れた人はいい記念で短いツアーでは通常このエリアまでは足を伸ばさない。
英名でShirike-titというように、正面顔はカラ類に似ている。
なお動画中で「ヒー ヒロヒ
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2015年06月21日
乾燥した内陸部をうろうろしていればどこかで見かけるオーストラリアオオノガン。かなり離れていても、車から降りなくても逃げていくような強い警戒心の持ち主。ペタンとしゃがんで草原に潜むという技もある。
ノガンの仲間はアフリカで繁栄しているほかアジアやモンゴルなどにもぱらぱらいる。広い場所を必要とするうえ肉が美味しいので希少種になってきているところが多い。ノガンは雁ではないので、夏冬関係ない。
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2015年06月20日
Red-tiped Shadeflyはアフリカや東南アジア、オーストラリア北部に分布するトンボで、世界全体でも3種類しかいないArgiocnemis属の一種。オーストラリアではこれだけ。写真は♀で友人の庭の池にて撮影。これまでも見てるような見てないような…。
学名
: Argiocnemis rubescens
英名
: Red-tiped S
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