2023年02月23日
ということで十日間ほど音信が途絶えていたけど、一人セスジムシクイ調査(任意)に行ってきた。毎年5月に行われている例の調査だけど、日程もいつもの通りなかなか決まらないし、2月になる頃にはもう年末まで大体予約で埋まるという記録的に忙しい年になりそうなので2−3週間のボランティアはまず無理でしょう。
雨季真っ只中での決行だったのでまあ多少の苦労は予想していたけど、行きも洪水でこうして150kmの迂回を
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2022年07月30日
カワセミは水辺の鳥である、というのは半分誤解でオーストラリアのカワセミで水中にダイブするのは2/9だけであり、多数派は林に暮らしている。中でもコシアカショウビンは過酷な荒野を生息地にしており、水辺とは全くと言っていいほど関係がない。
←日本やヨーロッパなら「城壁跡」とされそうな天然の岩壁。私は時々こういう岩に登ってはかすかな携帯の電波を捉まえ、そこから仕事のメールを送受信したりしている。
これ
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2022年07月26日
オーストラリア最少の鳥とされるコバシムシクイ。それがこの大きさで写っているということは3−4歩前にいるということになる。ただコバシムシクイは体格が良く、そんなに小さいイメージはない。エミュームシクイとかヒメミツユビカワセミの方が小さく感じる。
セスジムシクイ調査隊の車列が谷底にかすかに見えるだろうか?ローンヒル国立公園は入り口周辺はメジャーな観光地だけど、その面積はとてつもなく広く北西部なんかは
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2022年07月06日
出発までのわずかな時間、ローンヒル国立公園の駐在職員居住エリアを探鳥する。有名国立公園の敷地内に住んでいるというのは良いものだ。周りは野鳥だらけでここに一日いてもかなりの写真が撮れそうだった。オーストラリアマルハシ。
クチシロミツスイは分布図状はケアンズにもいることになっているけど昔から一度もいたことはない。そのためあまり馴染みがなく、いつも慣れるまでしばらくその声に戸惑うミツスイになってる。こ
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2022年06月29日
もう10年近く続けている毎年5−6月頃のセスジムシクイ調査ボランティア。年によってその長さや目的地は多少異なり、今年は調査の中心地であるマウントアイザ班とローンヒル国立公園班(写真)とに分かれることになった。近年マウントアイザではセスジムシクイは10年前とは打って変わって好調である一方で、ローンヒル国立公園のセスジムシクイは一種の飛地であって昔からひたすら難しい。それなのにローンヒル国立公園を担当
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2022年04月29日
『1-2週間、誰にも会わず1台の車も見かけないかもしれない』
というような超絶僻地の道のない山野で毎年行われるセスジムシクイ調査では、登山やツーリングなどの人力移動とはまた異なるジャンルのアウトドア経験が必要になる。まず2週間無補給で水さえ入手できないので、ペアなら150リットル以上の水や全食料と調査用具、2本のスペアタイヤを携行しなければならない上に、積載量が大きなハイエースなどのバンやトレー
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2022年04月08日
毎年2−3週間を費やして僻地でキャンプしながら行われるセスジムシクイ調査。8年目の参加になるかな?今年もこの時期がやってきた。今年は前半2週間はいつものマウントアイザ周辺で行われ、後半の2週間をローンヒル国立公園(現ブージャムラ国立公園)に転戦し行う。私は後半に参戦予定で個人的には3度目になるヘリコプター利用の調査になる予定。
https://www.youtube.com/watch?v=pQ
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2021年07月07日
ルートのない山野を歩く上で生命線になり、科学的な野鳥調査データの元となるGPSの使用方法を指導する私。今年のB班は戦力にならなかった2名がいたもののセスジムシクイ調査の経験者が1人おり、彼と組ませた若手も優秀だったのでなんとか課せられた地区の調査を終えられた。
昔からセスジムシクイ調査にあるジレンマで、仕事を休んで2週間もボランティアに来れてかつ大型4WDや冷蔵庫などの装備を持っている若手などほ
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2021年07月04日
ケイパーホワイト。蝶の写真をしゃがんで撮っていた際にバックパック上部の持ち手に取り付けていた無線機を落とした。なおここでいう無線機とは日本で使われている出力0.1Wの特定省電力トランシーバーではなく、その50倍、5Wのパワーがある本当の携帯無線機の話。なんでそんなところにつけているかと言えば、少しでも高い位置にあったほうが感度が良くなるため。落とせば後ろを歩いている人が気が付くことが多いような気が
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2021年07月02日
野生のセキセイインコは普通は砂漠性の平原の野鳥であって、こうした森林内にその姿を見るのは新鮮な印象。
セスジムシクイ調査キャンプは原野を毎日移動しながら「午前中は調査」「午後は移動及び自由時間」というスケジュールで行われる。過去には「午前中は調査で午後も調査」というがんじがらめの時代もあり、大半のボランティアは「最強ムナジロセスジムシクイを一目見る」という生涯目標を達すれば翌年以降もう戻ってくる
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