2018年07月18日
内陸部は朝夕だけ急激に冷える。露に覆われたある朝のキャンプ。まあ日中は暑くてたまらないんだけどね。
こういったオーストラリア北部の内陸の気候に体調を崩したのか、オーストラリア南部から来たメンバーSが離脱。山を降りてとりあえずマウントアイザの街まで行って診察を受けたいと。遠隔地の原野で行われるセスジムシクイ調査は二人一組行動が鉄則。つまり私のB班は本来四人で構成され、二つのペアが比較的近くで別
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2018年07月16日
ベースキャンプで一泊し、打ち合わせ後は数チームに散開。これから一週間各チームは原野に散ってキャンプをしながら、割り当てられた調査地点においてセスジムシクイ類の捜索の任にあたる。私は三年連続の参加かつ昨年度の成績がよかったのでB班の責任者をすることになった。B班の他の3人は初参加であり、全くセスジムシクイ類を見たこともなく、調査に必須なガーミンGPSの操作や音声ファイルの取り扱いなども何も知らない
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2018年07月14日
セスジムシクイ調査ボランティア二日目はベースキャンプとなるマウントアイザの町まで500kmの移動日。マウントアイザを過ぎたらそのまま約10日間は無補給状態となるため、町では食料や飲料水の積み込み(約100リットル)、給油(150リットル)。スペアタイヤ二つ、コンプレッサー、シャベル、ロープ、冷蔵庫、セカンドバッテリー、ガス缶などなど。こういう日々を送る人間においてはガソリン車なら4000-500
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2018年07月12日
毎年2週間以上をボランティアとして費やしているセスジムシクイ調査。これはオーストラリア野鳥の会、北クィーンズランド州支部が主催しているもので山火事の影響を強く受けるセスジムシクイ類の居場所や数の変遷を長期的に追うことで絶滅危惧種であるセスジムシクイ類の保護に役立てるとともにオーストラリア名物の山火事と野焼きの最適な管理を明らかにすることが目的だ。
セスジムシクイ探しは他の野鳥を探すのとはかなり異
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2018年03月17日
毎年恒例のセスジムシクイ調査の季節がやって来た。今年は5月12日から27日にかけての二週間強で行われ、私は三年連続で参加予定。日本人は誰も来ないとは思うけど、一応ボランティア募集中なので興味があれば連絡して下さい。人生観変わる体験になります。車はフル装備大型4WDが望ましいですが、キャンプ道具だけ準備できればマウントアイザからは他の人の車に同乗することは可能です。全日程で設備のない野山でのキャンプ
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2018年02月27日
このハイイロハヤブサ。僻地に分布していることもあり、前述のクロオビトビと並び「オーストラリアで未見の最後の猛禽」の定番である。1年間で700種以上を観察した元祖オーストラリア版ビッグイヤーで有名なショーン・ドーリーはハイイロハヤブサを評して「実在なんてしない野鳥」と書いている←何度も探しにきたが、結局その1年間で見つかることはなかったという意味。
左が成鳥、右は巣立ち前の幼鳥。
昔
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2018年02月25日
バーズビルトラック脱出を成功させ、進路は再び北を指す。つまり少しづつケアンズへ向けての帰宅が始まったという意味になる。家を出て18日目くらいかな。それでもまだ2000km以上はあるが。車窓には美しいアウトバックとアカカンガルー。オーストラリアのアイコンであるアカカンガルーだが、内陸に暮らしているので普通の観光客はあまり見る機会がない。
シンプソン砂漠やバーズビルトラックの映像の一部。こん
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2018年02月23日
いよいよバーズビルトラックに突入した。この道はマッドマックスのようなトラックか、マミジロセスジムシクイやクロオビトビを探す変態バードウォッチャー以外はまず通行する人もいないというオーストラリアの中でも上位のスーパー僻地であって間違えても個人でレンタカーで行こうとか考えさえしないほうがいい。屈強なオーストラリア人でもツアーで行くから。
なお世の中には1日あたり保険込みで2.5万円とか出せばラン
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2018年02月21日
シンプソン砂漠。バーズビルの西に広がるそれは、オーストラリアの砂漠としては珍しい砂の海を持って人間を拒絶する。このバーズビルから二個目の砂丘はビッグ・レッドと呼ばれここから始まる1000を超えるという砂丘の波の第一波に当たる。私は冒険野郎ではなく野鳥マニアなので、ビッグレッドだけ記念に登ったら引き返すよ。もう誰か上にいるね!
っていうか、これを自動車で登れと!?数えきれないほどこれまでに
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2018年02月19日
アリススプリングスなど内陸部の水辺によくいるオレンジオーストラリアヒタキ。そんなにオレンジ色ではないけど果物のオレンジに似た色をしているという意味らしい。後で出てくるけど、別種でキイロオーストラリアヒタキというのもいるし。
二週間協力してきたセスジムシクイ調査ボランティアから離脱してまた自由な単独行になった。この大陸をどちらへ、いつまで彷徨おうがそれは私の一存次第だ。世界屈指の無人地帯でもあ
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