2021年07月02日
野生のセキセイインコは普通は砂漠性の平原の野鳥であって、こうした森林内にその姿を見るのは新鮮な印象。
セスジムシクイ調査キャンプは原野を毎日移動しながら「午前中は調査」「午後は移動及び自由時間」というスケジュールで行われる。過去には「午前中は調査で午後も調査」というがんじがらめの時代もあり、大半のボランティアは「最強ムナジロセスジムシクイを一目見る」という生涯目標を達すれば翌年以降もう戻ってくる
全文を見る»»
2021年06月30日
その1から時間が空いてしまったけど、セスジムシクイ調査2021の続き。水も電気もない僻地でセスジムシクイ調査B班を率いつつも、時折パソコンを持って岩山に登っては携帯の電波をキャッチし、そこからマランダに残してある自分バス事業も運営するという重労働を続けた。身体への負担もあるけど頭への負担は寝ても消えない。
https://aaknaturewatch.com/blog/birdwaching/セ
全文を見る»»
2021年06月09日
今年も恒例のセスジムシクイ調査の時期がやってきた。仕事を休んで2週間もの間、水も電気も電波もない辺境を毎日移動しながらセスジムシクイを探して道のない岩山や棘だらけの原野を歩き回るボランティアの何が楽しいのか自分でもさっぱりわからない調査に協力してもう7年になる。
今年は大きな世代交代があり、老グラハム博士に変わって円陣の中心で調査について説明しているのは博士課程の学生に成長した若きヘンリーである
全文を見る»»
2021年02月28日
毎年5月ごろに長年行われている、オーストラリア野鳥の会北クィーンズランド支部によるセスジムシクイ類調査。今年の日程がほぼ決まったのでお知らせします。5月10日マウントアイザに集合で1日目はトレーニングに費やします。その後いくつかのチームに分かれて各地へ分散。私は7年目の参加で、今年もチームを一つ預かる予定です。
(カルカドンセスジムシクイ)調査は3週間続き、最短1週間から参加できます。1週間
全文を見る»»
2020年11月24日
セスジムシクイ類と誤認される野鳥の筆頭、マルオセッカ。冷静に見れば似ていないが、スピニフェックスの中から飛び出してくる尾の長い白・茶色の小鳥というところは似ている。実際、セスジムシクイとされている一般バーダーによる目撃の何割かは実はマルオセッカであると見て間違いない。特に写真がない場合で「一羽だけだった」という場合はかなり怪しい。別にマルオセッカが悪いわけではなく、彼らもマウントアイザ周辺の準固有
全文を見る»»
2020年11月22日
このコマチスズメの水場でランチを食べることにし、しばらく座っているとどんどん近づいてきて水を飲んで行った。なお、オーストラリア人調査員にとってランチとは「クラッカーにアボカドを乗せて食べること」または「クラッカーにチーズとベジマイトを乗せて食べること」「クラッカーにツナ缶を乗せて食べること」を意味することがこの6年間多くの観察で確認されており、お湯を沸かしたり何かを焼いたりするようなつもりでいると
全文を見る»»
2020年11月20日
連日40度越えの気温の中、悪条件の原野でキャンプをしていた一行のうち2名が体調不良のため撤退を決定。まあ無理もない。キャンプ、なんていうペラい言葉では本来カバーできないような厳しく無人の世界での野営だから。40度越えの気温でも夜には宿に戻れるのと、セスジムシクイ調査のように24時間どこにも逃げ場がなく14日間続くのとでは対象レベルが違いすぎる。2名離脱により人数はさらに厳しくなり、調査地点の中でも
全文を見る»»
2020年11月18日
午前9時で気温が35度以上になり、道のない岩山を機材を背負って歩ける状況ではなくなってくる。まあできないことはないけど我々はこれによって報酬を得るわけではなくてボランティアであり、そこまで辛い思いをしたいとは思わない。2019年以降セスジムシクイ調査は『1日あたり1調査』を基本とすることに変更されており、10時以降は移動であったりキャンプ設営であったりを除けば個人の時間が設けられている。暑すぎて何
全文を見る»»
2020年11月16日
毎年行われているセスジムシクイ調査は平均して2週間の僻地での調査になる。毎日野営地が変わり、道のない険しい山々を暑い中歩き回って地味な小さな鳥(セスジムシクイ)を探し、報酬はなく、逆にこの調査についていけるだけの車や装備を買い揃えるだけで何十万円(何百万?)もかかるような調査の何が楽しくて、仕事を休んでまで6年連続で参加しているのか自分でも全くわからない。
この恒例の遠征にはどんな装備が必要
全文を見る»»
2020年11月12日
毎年恒例の約2週間のセスジムシクイ調査の最大のターゲットは、難しいことで有名なムナジロセスジムシクイ。今年はてっきりコロナによるロックダウンや州境封鎖などでムナジロセスジムシクイに挑戦したオーストラリア人は少ないのかと思っていたら、逆に『(海外などに行けないので)記録的な数のオーストラリア人がそれに挑んだ年だ』とFacebook上で複数の人から指摘された。私が「記録的な数の人間が挑んだという割には
全文を見る»»