2019年06月12日
山火事で焼け残った木にできた窓とそこから覗くスピニフェックスの台地。この辺りは今回の調査中で最もセスジムシクイ的環境がよかったが不思議と見当たらなかった…
と思ったら帰り際の、なんかわけわからんところで再びムナジロセスジムシクイの群れ、4-5羽。警戒心の強い集団だったため写真はあんまり撮れなかったが、たくさん録音できた。これで2度目の発見であり、まあ形になってきたかな。さすがに一回しか見つけられ
全文を見る»»
2019年06月10日
マウントアイザのあたりではオーストラリアムシクイといえば一般的なセアカオーストラリアムシクイよりもこのムナグロオーストラリアムシクイになる。オスとメスだとばかり思っていたが、写真をよーくみるとメスタイプの方にもごくわずかに青い羽が顔の周りに出ている。オスと若鳥オスだった。
少し専門的な話になるけどムナグロオーストラリアムシクイ(Variegated Fairy-wren)は2018年ごろの分類の
全文を見る»»
2018年07月18日
内陸部は朝夕だけ急激に冷える。露に覆われたある朝のキャンプ。まあ日中は暑くてたまらないんだけどね。
こういったオーストラリア北部の内陸の気候に体調を崩したのか、オーストラリア南部から来たメンバーSが離脱。山を降りてとりあえずマウントアイザの街まで行って診察を受けたいと。遠隔地の原野で行われるセスジムシクイ調査は二人一組行動が鉄則。つまり私のB班は本来四人で構成され、二つのペアが比較的近くで別
全文を見る»»
2018年02月07日
今年もまたセスジムシクイ調査の季節がやってきた。今回は全4週間の日程のうち前半の2週間にボランティアとして参加する。直前まで忙しく、出発の朝になってルーフラックの取り付けをしている(積み込みではなく)ような状態。ケアンズを昼前に出て、数百キロ走った地点で野宿。次の日もひたすら1000km走ってようやくこの集合場所まで辿り着いた。オーストラリアらしい鮮やかな赤土で興奮しますなぁ。
セスジムシク
全文を見る»»
2017年07月03日
ケアンズでは人気のない浜辺にいる野鳥なのがハシブトオオイシチドリ。ダーウィンではその大きすぎる干満の差により満潮時にはチドリも岩の上とかに乗って避難しており、とても新鮮な図。
セアカオーストラリアムシクイの夏羽一歩手前。
未完成の時の方が、鳥らしくモフモフしていて可愛い。
基本的に町中が湿地帯のようなダーウィンではアサヒスズメが住めるような湿った藪がたくさんある。
日本
全文を見る»»
2016年11月16日
二週間にわたったムナジロセスジムシクイ調査ボランティアは終わりに近づいてきた。我々のチームもステーションBをでて別動隊との待ち合わせ場所へ向かう。携帯電話もずっと圏外だしアマチュア無線も届かないような距離で互いに動いているので「五月二十四日にどこそこのロードハウスで会おう」という超適当な待ち合わせ。
実際我々は24時間にわたってロードハウスで待ちぼうけを食った。しかし、そんな体験もまたそ
全文を見る»»
2016年11月14日
ステーションBでは何度か野生のディンゴを見かけた。
もう何ヶ所目かわからない原野キャンプ。調査仲間の人類学博士はここでアボリジニの磨製石器のようなものを拾っていた。そういうのって拾って帰っていいんだっけ?
これは使われなくなったオナガイヌワシの巣のようだ。調査の主対象はムナジロセスジムシクイながら、調査中に見かけた全ての野鳥に関することは報告書の対象になる。この写真はどうやって撮ってい
全文を見る»»
2016年09月13日
最近のケアンズツアーで欠かすことのできない探鳥地に昇格した「モリショウビン通り」。画面に収まりきらないだけであと2羽、全体で10羽以上いる。こういった小規模なホットスポットは週6日バードウオッチングしていて年間数万キロ走っている地元野鳥ガイドの独壇場だと思う。いつまでも好調なわけではない。かつてはオオニワシ通り、アサヒスズメ通りなどもあったが消滅しているし、それらは探鳥地ガイドブックなどに乗る
全文を見る»»
2016年02月05日
オーストラリア大陸各地に様々な色のオーストラリアムシクイ類が分布し、いずれも美しい種となっている。ケアンズやヨーク半島では、普通種のセアカオーストラリアムシクイに加えてオーストラリアムシクイ類で唯一「メスも美しい」ケープヨークオーストラリアムシクイが暮らしている。写真はそのメスだ。(ホオグロオーストラリアムシクイのメスも悪くは無いという意見も)
こちらがオス。顔の青い羽根は結構毛足が長く
全文を見る»»
2014年12月26日
オーストラリア全国各地に散らばるオーストラリアムシクイの仲間は、ムシクイ類らしからぬ華美な色彩と造形美で人気。ただケアンズ周辺のセアカオーストラリアムシクイやオーストラリア南東部のルリオーストラリアムシクイを別にすれば僻地に分布しているものが多く、日本人にあまり観察されていない種も少なくない。特にホオグロオーストラリアムシクイは過去日本に紹介されたことはあるだろうか?このどの都市とも関係ない微妙な
全文を見る»»