Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ケープヨーク深南部 その9「探す程に」

エリマキトカゲ濁流の真ん中で撃沈しているトラックや、今もなおそれを救出しようとしている人達には申し訳ないと思ったけど、私の車に手伝える事は何も無いようなので一旦ベースキャンプへ退却した。開き直って生き物を探して周辺をゆっくり車で流してみるとエリマキトカゲがいた。ひらひらだ。


大きいのから小さいのまで…

うろうろしているうちにエリマキトカゲ5匹発見。また新しい場所を開拓できて良かった。というか、今までラウラ付近に三日間も滞在して生き物探しをした人ってそういないだろうしインコ類を中心に結構ポテンシャルの高さは感じる。まだどれだけ難民生活が続くか分からないからサーチライトのバッテリーは温存してるけど、夜もいろいろ出るんじゃないかな。

一見アカカンガルーかと思ったけど分布域は遠く離れており、アカワラルー(Macropous antilopinus)のようだ。

カンガルーやオーストラリアオオノガンですら襲撃し、生態系の頂点にいるオナガイヌワシのペア。
サイクロンがいよいよ接近し、上流にあたるレイクランドで激しい雨が降り始めていると聞き再び川岸に戻ってみると。


川に放置されている撃沈トラックをよそに、オージー達が再び突撃を!流れに対してトラックを防波堤とし、脇をすり抜ける作戦らしい。更なる増水が見込まれる中、オーストラリア僻地での国民車ランドクルーザーが再び激流に挑む!(なおオーストラリアではランドクルーザーは一台600万円から1000万円ほどします)(その10へ続く)

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