お昼下がりは鳥も少ないので我々もランチを済ませた後は車で周辺を少し回ってみようと言う事で、キャンプエリアの前の道をずっと進むと、熱帯雨林が後退を始めどんどん乾いた感じになってくる。ディンツリー以北のように、海岸線ぎりぎりまで熱帯雨林というわけではなさそうだ。道ばたで再びこいつが。
更に更に道を進むと、海に出る。人口30人程度と思われる小さな集落が海に面する斜面に張り付くようにしてたっていた。
トイレ、公衆電話はここが最寄りだろう。久しぶりに海を見た。過去には大戦中軍の荷揚げ用桟橋があった所で今でもその名残はあった。アジサシがいたくらいで特にする事もないので移動。アイアンレンジで最もポピュラーのようなチリビーチキャンプエリアもその足で覗いてみる。
映らないように撮っているけどゴミの多さにびっくり。まぁ、恐らく漂着物であって、キャンパーが捨てたものではないと思うけどがっかり。こういうところでキャンプする気には全然ならない。ここでは、いい所だけを見るように頑張ったけどあまり…。
国立公園では禁止されている発電機がとあるテントから鳴り響き、浜辺では子供達がサッカーや縄跳びに興じていた。周りはゴミ、ゴミ、ゴミ。オートキャンプをする為にわざわざ1000km以上も道なき道を超えて幾多の川を渡り、ちびっ子をアイアンレンジまで連れてこなくたって他にいくらでも場所はあると思うんだが。
我らがクックスハットキャンプ地まで戻ると、ツアー軍団も戻ってきた。日没後は今日も生き物探し開始。ケープヨークメロミスらしきものが林縁から顔を出したけどすぐ引っ込んでしまった。そのうち、例のおじぃが登場。ジャイアントスネイルを見るか?と。実は昨夜クスクス騒動の後にテントの横で見つけて観察済みの巨大カタツムリ。せっかくだからおじぃについて行くと、なんと合体中だった。やるなぁ。
大きさが伝わるようにと手前にライターを置いてみたりいろいろやったけど、「トマトくらいの大きさ」という表現が一番いいと思う。
例のおじぃとchiemomoさんが「カタツムリは雌雄同体だからナンタラカンタラ…」と話しているよこから別のオジィが、「カタツムリのここのツノみたいなのは何だ?」とまじめに聞く。いや、目に決まってるでしょうが。このツアー、つくづくいろんな人が参加してる。
思い出したので昼間の収穫を二枚追加。脚の内側が赤く、飛んだときはかなり赤色に見えた。
落ち葉ごと掴んで捕まえる。
明日は近くのゴールドンクリークキャンプエリア付近を攻めましょうか、と話をしてお互いのテントに入ってしばらくしてから。
「ガサっ」という音がテントの後ろから聞こえた。すぐに偵察に行ったchiemomoさんが「でた!」と言う。あいつしかいない。
同じ木に再びブチクスクス登場!今回は枝葉に入られる前にカメラが間に合った!昨晩といい今晩といい、キャンプエリアが静かになり灯りが消えるとクスクスは偵察に来るのかもしれない。
すばらしい!「クスクスだぞーぅ」の声におじいさんおばあさんも殺到。パジャマを着ている人やトランクスだけの人やネグリジェの人とかとにかく着の身着のまま大集合だ。クスクスは数分間うろちょろし、完璧に見られた。と思ったら、軍団の中に二人だけこの騒ぎに気がつかずテントで寝ていた事が翌朝発覚。