Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

13回目のダーウィン・カカドゥ国立公園

ムナジロクロサギ
ダーウィンやその近くのカカドゥ国立公園にはムナジロクロサギが多く住んでいる。ケアンズやアイアンレンジでも少数を見る鳥ながら、群れとなるとやはりダーウィンを象徴する水鳥の気がする。ダーウィンは現在では日本からの直行便も政府観光局の日本担当もなく、完全に休火山状態の土地だけど過去のマーケティングがうまくいっていたのか、いまだに「ダーウィンに行きたい」という指名買いの多い土地であることに少々驚かされる。

この書き方からもお察しいただけるとおり私は決してダーウィンの大ファンではない。その最大の理由がとにかく暑すぎることで、真冬の8月を選んで訪問して最高気温36度とかだから。暑さ承知で11月に行った際は日没時で気温42度、湿度100%という写真がある。昼下がりなら46度くらいあっただろうか?いかに野外で生命を維持するかの戦いであり、探鳥どころではない。私はもう絶対8月以外には行かない。


希少種のアカオオタカの巣を数年前に見つけた時、数十件の問い合わせが来て「教えられない」というと怒り出す人が多く辟易した。返事もしないことが一番ストレスがかからない対処だと学んだ。今だに同じところで営巣しており誰にも見つかっていないようで安心した。


カカドゥ地方には3種の変なハトがいる。その一つセグロシロバトは攻略法を発見しており毎回同じ場所で同じ時間に出る。


経験上ボートツアーの出発時間40分前、夜明け前に着けば楽勝で一番乗りだろう、と思ったら20番手くらいで焦った。我々は前列でいい写真を撮りたいために早く来たのだけど、カメラも双眼鏡も持っていないような一般観光客がそんな早くからスタンバイして一体何になる?結局一部の人は出発時間ギリギリにならないと姿を見せないので(当たり前だ)、真っ暗な中でヤブ蚊に刺されながら待たされるだけよ。


オーストラリアでは接近するのが最も難しい野鳥とも言えるアマサギが逃げないのはボートツアーならではだな。


朝日を浴びて美しいテクスチャを見せるイリエワニ。途中からもう呆れるほどうじゃうじゃいた。


なお、ロクヨンレンズを持っていかない時は動画中心に撮っている。スチルを撮ってもかないっこないので。


変な囀りをしていたヤドリギハナドリ。なお旅程の紹介はこちら

ダーウィンとカカドゥバードウォッチング

動画でまとめたものがこちらです⇩ズームレンズではどうやってもロクヨンのような写真は撮れないわけで、最近はロクヨンを持っていないときは動画ばっかり撮るようになりました。

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