Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

タスマニア探鳥 2

ジャコウインコ

タスマニアの州都ホバートは南緯42度あまりで、これは北半球で言うところの札幌と同じくらいの緯度になる。そういった寒冷な気候では生物は基本的に装いが熱帯に比べ地味になる傾向にあるけど、タスマニアには派手な生き物も少なくない。写真はジャコウインコ。ホバートでは「ユーカリの花さえあればいる」といわれる。このときは樹洞で営巣しているペアもいた。


ナナクサインコ。このインコはホバートの【意外なある場所】が一番見やすい。


ケアンズのホオアオサメクサインコは警戒心が強くすぐ隠れるが、ナナクサインコは悠然としている。


というかボーッとしている。
シドニーに次いで入植が始まった歴史を持つホバートの町並みはオーストラリアのなかでは古い。煉瓦造りや坂の多い町などケアンズ人には異国気分を毎回味合わせてくれる。

写真に写っているエリアはアウトドア店通り。タスマニアに来て驚かされるのはハイキングの人気で、山野水辺至る所をアウトドアウェアに身を包んだ人々がせっせと歩いているしその年齢層も幅広い。


ケアンズは暑すぎるからアウトドアウェアなど必要ない。傘も必要ない(私も持っていない)。濡れても寒くないし、「殺人的太陽光線」と形容される地球で一番皮膚がんが発生する地域の強い日光で服はすぐ乾く。

おっさんなんか基本的に半裸で過ごしているし、ビーチサンダル以外の靴を持っていない人だってたくさん知っているし…暑すぎてハイキングとかからっきし人気ないし…と物思いをしながらアンティークなカフェで過ごす。




古い建物、古い店大好き!創業180年前!
野鳥ガイド業をしている身ながらあえて「鴨肉のサラダ」を食べてみる。

日本野鳥の会創設者の中西悟堂だって焼き鳥屋で野鳥談義をしていたというし。数日後この店で上野動物園の元園長氏は「山野のワラビー」というメニューを思いっきり注文していたし。山野の、というからには野生なんだろうな。「今日は在庫がありません」というあたりも怪しい。そうか、ワラビー達は捕まらなかったか。


世界に数枚しかないという珍しい看板の宝庫がオーストラリアだ。

カモノハシに注意、とかキノボリカンガルーに注意、とかだ。ここの「ヒガシシマバンディクートに注意」も相当珍しいと思う。


タスマニアのガ。おーす


ベネットワラビー。今回はノーフラッシュ撮影に挑戦。「山野のワラビー」にされないように気をつけろよ。


アカハラヤブワラビー。ノーフラッシュ。誰かがライトを持っていてくれると非常に助かるのだけど、一人でライトを動物の目が反射しないように持ちつつカメラを手持ち撮影というのは練習を必要とする。ポッサムがあちこちに。そして…




帰り際に目標ヒガシシマバンディクート発見!


しましまー。(続く)


↓タスマニアツアーもしてます。

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