Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ペタロスティグマ・プベッセンス

Petalostigma pubescens

ペタロスティグマ・プベッセンスはさまざまな効能が伝えられる植物で、ケアンズ近くでは乾いた森林地帯や疎林に分布している高さ数メートルの小振りな木。先住民はペタロスティグマ・プベッセンスの実を口に含む事で虫歯痛を和らげ、飲み込めば避妊の効果があると考えた。現代科学的な話ではペタロスティグマ・プベッセンスがキニーネ(マラリアの特効薬)を含んでいる、いや含んでいないというのは1つの論争となっている。



種小名のプベッセンスとは葉の裏にはえた「繊毛」のこと。幹は見るからに固そうだが、実際ヌーメラ(槍を遠くへ投げる為のアボリジニの投擲機)の材料になったそうな。背が低い灌木の割に、非常に骨太な樹型に見える。

学名 Petalostigma pubescens
英名 Quinie Tree, Quinie Bush
トウダイグサ科
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