ペタロスティグマ・プベッセンスはさまざまな効能が伝えられる植物で、ケアンズ近くでは乾いた森林地帯や疎林に分布している高さ数メートルの小振りな木。先住民はペタロスティグマ・プベッセンスの実を口に含む事で虫歯痛を和らげ、飲み込めば避妊の効果があると考えた。現代科学的な話ではペタロスティグマ・プベッセンスがキニーネ(マラリアの特効薬)を含んでいる、いや含んでいないというのは1つの論争となっている。
種小名のプベッセンスとは葉の裏にはえた「繊毛」のこと。幹は見るからに固そうだが、実際ヌーメラ(槍を遠くへ投げる為のアボリジニの投擲機)の材料になったそうな。背が低い灌木の割に、非常に骨太な樹型に見える。
学名 |
Petalostigma pubescens |
英名 |
Quinie Tree, Quinie Bush |
科 |
トウダイグサ科 |