Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

あの頃の葛藤と、現在のまなざしと

文句の付け様が無いケアンズの青空。飛び上がりたくなる衝動を私に与えてくれる。
我ながらなんとまぁ簡単に幸せになれる事か。
 思春期の頃は、今よりも輪を掛けて多感だった。夏の空気に、まるで世界が自分を
待っているかの様に高揚し、秋の里山の寂しさに込み上げるものと向かい合った。
春が近づけば、水郷地帯の土手で何をするでもなくぼんやり時を過ごした。
当時から一人でいるのが好きだった。それ以上に集団が苦手だった。
同世代の人間となかなか迎合するものはなく、
周囲への疑問が、苦手な人付き合いが、私をネイチャーガイドの仕事に呼び込んだのか。

あの頃からもう10年以上。変わったものはなんだろう。
あの頃の葛藤と、現在のまなざしと。


学校の校庭と、ケアンズの青空と。

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