Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

やっぱり来ず

12月から復活する予定だった関空⇔ケアンズを結ぶジェットスター便はみんなが思っていた通り無期限延期。最初から復活させるつもりもなかったんだろうけど。そろそろ書こうかなぁと思っているうちに先に新聞に出てしまった。


今後も、選挙とかがあるたびに「復活する事になりました、増便が決まりました」と言っては直前になくなるんだろうけど。前も書いたけど、ケアンズ国際空港の国際線は全部廃止してダーウィンかゴールドコーストに移すという声明が過去に出た程、どうしても政治的にケアンズを衰退させたいらしいのでそう簡単に復活などしないでしょう。
「20年以上前の事。史上最大級のパイロット&空港職員のストライキが12ヶ月続いてケアンズには一便の飛行機も来なかった。一年間。ケアンズの商売はつぶれまくった。私たちは徒党を組んでテレビ局に押し掛け窮状を放送させたり大臣へ15通も手紙を書いたり、各方面へ大量のマンゴーを贈ったり(意味不明)考えられるあらゆる手段を実行した。そんな地元企業を買い取って大規模開発を行ないケアンズを救出したのが大京だ。ハイエナのように言われる事があるみたいだが、彼らはむしろ払い過ぎではないかという額で様々な死にかけビジネスを買い取ってくれた」とはアサートン高原にて長年コテージなどを営むジョンの話。あの頃に比べれば全然大した事ない、ウチは楽勝でやっていけてるよだって。willieもだろって?ええまぁ個人的には年々忙しくなってきてますねぇ。大京全盛期、空前の好景気で銀行の事業者向けローンの利息は24%にも達したそうな。サラ金じゃんそんなの。修羅場をくぐってきた人の人生談は面白い。しかし、そのいかつい巨体に太い声でチワワを抱っこしながら真面目な話をされると笑えてしょうがない。
ケアンズの人の悪い所は誰かのせいにばかりして自分では何もしない所だ。ジョンの言葉をよく考えたい。「今困っているのは、努力をしてこなかったか、足りなかった連中だ。」
来ないものは来ないのです。その範囲で何とかしていかないとね。

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