これは最新の地元新聞に出ていた記事だけど、保険会社の記録ではマリーバ(ケアンズ郊外、アサートン高原)はクィーンズランド州内最悪クラスの動物との衝突事故件数を誇っているそうで各件あたり数十万円の修理費となっているそう。制限速度100kmの真っ暗な道路にカンガルーや牛が飛び出すわけだからそれも当然。先日の記事で『4WDをレンタルすることを考えれば野鳥ツアーなんて実質タダなので躊躇なく利用しましょう』とアップしたけど
州内最悪の動物との衝突事故件数を誇るこの地域で、朝や日没後の真っ暗な田舎道を時速100kmで外国人が自分で運転しようというのは勇気があるという範囲を超えて無謀と言ってもいいと思う。少なくとも金銭的なメリットはほとんどない。郊外においてはそもそも多くのレンタカー会社は日没後から翌朝日の出までの間の運転を認めておらず、それで事故したら一体いくら請求されるんだろうねと。保険もおりないし。
なお動物との衝突事故件数で一位になったセントジョージは私も遠征で通ったことがあり、100mおきにカンガルーやエミューが轢かれて国道上にバタバタ倒れており、その道路上の死骸の多さでまっすぐ走れないな、という都市部から来た人には地獄絵図のようなところだった。カンガルーの群れを丸ごと跳ね飛ばしたかのような、30頭くらいがまとまって轢かれているところもあった。