Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

アメリカ人グループのクリーンナップに出動

うちの近くに野鳥や哺乳類ファンがよく宿泊する宿がいくつかあって、それらの宿から急にガイドを頼まれることがある。多くは「こんなはずじゃなかった」系の結果が出ていない個人旅行者だったりするのだけど、今回はもう30年以上もオーストラリアにツアーに来ているアメリカ人ガイドが率いる団体一行からの依頼だった。

どんな優れたガイドでもホームグラウンド以外では100%の力は発揮できないことをよく彼はわきまえていて(鳴き声が完全に体に染み付いていない人に、深い森の特定の小鳥なんか取り出せない)私や地元ガイドなら5−6日で回りきってしまうコースを10日間近くかけて巡るゆっくりしたコース設定のためあまり取りこぼしは無いようだった。それでもケアンズを離れる前の最後の半日で更に絞り出せるように地元ガイドにクリーンナップに頼んでくるあたりも老獪だと思うけど、私にとってはそれはハードルの高いタイプの依頼でもある。ガイドがいて1週間以上も探鳥していてまだ出ていない鳥を正味4時間でどれだけ増やせるかな?と思ったが結果


ネッタイアカクサインコ(声)
ウチワヒメカッコウ
ホウセキドリ
キリハシミツスイ
ヨコジマテリカッコウ
ノドジロセンニョムシクイ(声)
ハイイロモズガラス
オナガイヌワシ
ヒメジャコウインコ
ハーバートンミツスイ(コバシミツスイ x キイロコバシミツスイ)
ヒガシキバラヒタキ


11種類増加なら大したものだ!さらにヒクイドリと東屋でのオウゴンニワシドリとか。ナイトツアーも頼まれ、メンフクロウ、キミドリリングテイルなどいろいろ出たけど一番はオオヒゲナシヨタカがうじゃうじゃいたことかな。また来年も頼むよとのこと。それどころか、このアメリカのツアー会社がやるオーストラリア各地へのツアーのガイドまでオファーされてしまった。

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