Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ぬかるんだ自宅敷地から出られなくなりMax Traxを使うことになった件

Max Trax(マックストラックス)
Max Trax(マックストラックス)とは、海岸の砂地や泥濘において車がスタックした際に、車輪の下に差し込んでその強力なグリップによって脱出するためのギザギザで頑丈な強化樹脂の板の商品名であり、今ではいくつものコピー製品が世界中に流通していてこの手のアイテムを全部ひっくるめてマックストラックスとも呼ぶが、元祖マックストラックスはオーストラリア企業の商品であり私も念のため2枚持っている。ブランドカラーのオレンジは恥ずかしいと私は思うのでカーキ色のを。泥濘から脱出する以外にも、ちょっとした橋として、地面の穴や枯れ沢をわたることにも使える。四輪駆動車なのだから4枚一気に使うのが最も効果的なのはわかるが、そこまでの状況になることないでしょ…と妥協して2枚だけ持っている。1枚2万円位するし。

好んでオフロードや砂浜へ突進する人にはMax Trax(マックストラックス)必需品ながら、私やそのほか大半の野鳥ファンは「お守りとして持っているけど使ったことはないけどね」というのが普通だと思う。それがまさか自宅で活躍する日が来るとは。

5月の後半、ケアンズ周辺は半月におよび長雨に見舞われた。量は1日あたり2-3mmと大した雨ではないものの全然晴れる日が来ずに地面はぬかるんでいく一方だった。私は3月に植えた300本の苗木への水やりの手間が省けることもあって喜んでいたのだが、新しく買ったハイエースで外出しようとして車庫から出て、そのまま国道へ向かって緩やかに上りになっている自宅敷地を出ようとしたのだが、ぬかるんだ地面でタイヤが空転して進めないのである。

諦めてランクルで出かけることにして、とりあえず先にハイエースを車庫まで戻したい。ランクルで牽引しようと思ったが、どうも牽引ロープを引っ掛けれるような強度があるポイントがハイエースに見つからない(現在対応検討中)。そんな時にガレージに遠征用にしまってあるMax Trax(マックストラックス)を思い出した。Max Trax(マックストラックス)を使ってハイエースを脱出させればいい。

タイヤの下に差し込み、アクセルを大きく踏み込むと、おおお、前に進んだ!!脱出成功だ!!すごいぞマックストラックス!


と思ったらすぐにまた埋まり、再びマックストラックスをセットして脱出するものの1m(要はマックストラックスの長さ分)前進したところでまた埋まり、またマックストラックスをセットし…というシャクトリムシ作戦でじわじわ進め、なんとかこうしてハイエースを車庫まで戻した。マックストラックスに付着した泥が、決して冗談ではない事を物語っている。


なおハイエースではこうして進退極まってしまったが、ランクルでは全く引っ掛かりさえ感じずに無音で走行できた。ハイエースも何しろ14人を乗せて500kgのトレーラーを牽引してもなお時速100kmが軽々出るようなパワーの持ち主なのだが、エンジンパワー以外のやはりランクルの総合的な走破力ってとんでもないんですね。ランクルは日常生活でも実用性あるわ。。。今後マックストラックスはハイエースの座席下に収納しておきます。


なおMax Trax(マックストラックス)は以前からAAK Nature Watchレンタル事業に掲載されており、レンタルすることもできます。「保険であり、もう2度と使うことはあるまい」というアイテムはレンタルした方がお得ですよ。
彼らのロゴは、全身トゲトゲで有名なトカゲ、ソーニーデビルがモチーフ。

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