Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ジョンストンベンド雑木林の大整備を敢行!

面積は大体東京ドームのグラウンドくらい、という自宅ジョンストンベンドは空から見ると大半を樹木が覆っているように見えるが、実際に人間の背の高さで見てみればそれほど生い茂っているわけではなく、大半の部分は車でも走行可能だ。例外は敷地北部を覆う雑木林で、ここは越してきた当時、壮絶な量のワイルド・ラズベリーが林間を覆い尽くしており3週間がかりの壮絶な駆除作業になった。→“ワイルド・ラズベリーとの死闘”

ワイルド・ラズベリーを取り除いた後はなんとか徒歩で通行できるようになり、私が歩き回るうちに獣道的も出来ていたのたのだけど、この1−2年とても忙しく、構う暇がない間に再び雑木林内はギニーグラス、ランタナ、ナイトジャスミン、蘇ってきたワイルド・ラズベリー、その他よくわからない雑草だらけで再び立ち入ることができない状態になってしまった。

しかしながら3月ごろからの新型コロナウイルスによる仕事の消滅と外出自粛(というかほぼ禁止)により、もう1ヶ月ほどジョンストンベンドに立て籠ることになってしまっている。前半の2週間は、毎年この時期恒例の植林とその準備に費やした(→“2020年植林シーズン:2日で300本を自宅敷地に植樹”)。その後外壁のペンキ塗りなどにも脱線したが、それでもまだまだ立てこもりを続けなければならない。

そして渋々雑木林に目を向けたわけである。仕方ない、またとない機会、エクセサイズだと思って相手してやろうじゃないか。まず雑草を狩る前に地面に大量に落下している太い枝類を撤去しないとうまくいかないのでそれだけで三日くらいかかった。
ジョンストンベンド雑木林の大整備
完了現場その1。左側は隣人の原っぱ、右側が私の森。この境界線付近は樹木がないこともありおびただしい雑草が立ち塞がっていた。

完了現場その2!こんなの肩掛けの小型草刈機1台で担当するようなレベルじゃなかったぞ。トラクターとスラッシャーが必要だ。

完了現場その3。雑草をなぎ払い、フェンスに沿って通行可能にした。約100m分。

完了現場4。まとめると、地面の枝類の撤去に3日、草刈り本体に5日。これで終わりではなく、しばらくしてこの狩った葉っぱが縮んで落ち着いたあたりでもう一度全体を刈り直し、さらに除草剤で仕上げることになる。2年前の“ワイルド・ラズベリーとの死闘”の時と比べればマカランガ、センダン、ブリーディングハート、ブラックビーン、ミラミラバインといったネイティブで有用な植物も雑木林内に自然に生えてきていた。雑草はまだ何度も蘇ってくるだろうが、その頃には有用な植物も大きく育ち、それらは日陰となって雑草の繁茂を阻むであろう。そうなれば人間がしなければならない管理は随分少なくなる。


ひと段落だなと現場を見て歩いていたら


上から監督が見ていた!大規模な雑草駆除をしているとキノボリカンガルーが様子を見にくる、というのは先だっての“ワイルド・ラズベリーとの死闘”の時と全く一緒である。ただしあの時はキノボリカンガルーが大人のメスのメアリーだったが、今回は若いメスのアナである違い。

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