Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

カミカザリバト

カミカザリバト所属するFNQ WILDLIFE RESCUEから連絡があり、左の翼を失ってショック状態のカミカザリバトを預かる事になった。ここのところFNQ WILDLIFE RESCUE電話がよくかかってくる。カミカザリバトは上空をパワフルに高速で飛び回るオーストラリア最大のハトで、普段双眼鏡で見上げるだけの事が多い鳥。こんな間近で見られて感激。なんと美しいのでしょう。
半日そっとしておいたらようやくよろよろ立ち上がり「みゅあー」と鳴き始めた。図鑑によれば「声はまず聞く機会は無い」となっており私も初めて。出血などは見られないけど羽が完全に無くなってしまっており再生するまでのケアが必要かもしれない。
問題は食べ物で、カミカザリバトは果実食なのでリンゴやみかんを刻んで与えてみたが食べようとしない。見慣れないものではダメだな?


それならばと小1時間ほど森に出かけ、カミカザリバトが食べる可能性のありそうなネイティブの果物を集めてみた。人間社会がある日突然狩猟と採取の段階に戻ったら、私はけっこう稼ぎのよい男性と思うけど女性の皆様いかがでしょうか(何が?)


「まぁこれを私の為に?」


「しゃあっ!」

学名 Lopholaimus antarcticis
英名 Topknot Pigeon


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