Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

雨季にセスジムシクイを見に行こう その3

内陸部に大雨が降る車で野営地から出かければ、自動ドリフト大会となった粘土となった未舗装道路ををめちゃくちゃにしてしまうので朝から終日籠城予定の日。天気予報サイトにはここは内陸マウントアイザじゃなくてサイクロンが近づくケアンズですか?というような洪水警報、雷雨、最大70mmというような単語たちが踊る。家にいるなだまだしも、様々な仕事を調整して約10日間の無給ホリデーで来ている立場としてはただ雨宿りで時間が過ぎていくというのが我慢できない。


ということで小降りになったタイミングを見計らっては野営地の周りを探鳥する。カンムリモズヒタキの幼鳥。何度も書いているけどこの鳥は図鑑的にはマウントアイザにいないことになっているけど、毎年絶対にいる。それも数羽程度の話ではない。


ウタミツスイ。ウタミツスイには失礼だけど、忙しい中時間を作ってマウントアイザまできてウタミツスイを撮ってるのは悲しくなるな。


小降りになったタイミングで散歩しているもののどの写真にも雨が映り込む。セアカオーストラリアムシクイのオス繁殖羽。マウントアイザはセアカオーストラリアムシクイとムナグロオーストラリアムシクイとが隣り合わせで半々づつくらいで見られる土地だ。

こちらはセアカオーストラリアムシクイの子供達。


そもそも木が少ないマウントアイザでトゲハシムシクイ類を見た記憶が出てこないんだけど、コシアカトゲハシムシクイが一羽でて驚いた。


ハチクイとか撮ってる場合じゃないよ。


めちゃくちゃ降ってきた、キャンプに戻ろう。


ウスユキバト。

ということで午後半ばになるまでずっとそんな調子で、雨宿りをしながら周辺を探鳥して過ごしていた。ガゼボを起用したこのキャンプは3方向からの風雨から守られ、洗濯物を干すスペースも多くあり居心地は悪くない。サイドウォールが実に効いているけど、コールマンの正規オプションを買う必要は全くない。ホームセンターで同じサイズのものが1500円だ。

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